2011年10月16日日曜日

読書(271)★★★★ あなたの会社は狙われている!? 池上彰著


【今日の出来事】
  みなさん。こんばんは。土日をリフレッシュしましたか?
  日本の秋を堪能してますか?

  我が家は、バーベキューに行ってきました。天気も良く
  気持ちが良かったです。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 土日のリフレッシュ 秋を堪能できて「よかった」

【本の紹介】
  (271)  あなたの会社は狙われている!? 池上彰著 講談社
 【本の構成】
  はじめに
  第1章  ニッポン放送株を奪い合い
  第2章  ライブドアはどんな手法を使ったのか?  
  第3章  フジサンケイグループの反撃
  第4章  M&Aの時代がやってきた
  第5章  日本企業は買収の脅威に無頓着でいられた
  第6章  こんな会社が狙われる
  第7章  敵対的M&Aに対抗するにはどうしたらいいか
  第8章  会社は誰のものか?
  おわりに
  もっと知りたい人のために
  主要参考文献

  という構成となっている。

 【キーワード】
  M&A
  ライブドア

 【くまの感想】
この本は、あの有名な池上彰さんがフリーになられた頃(2005)に書かれた

  本である。あのライブドアとニッポン放送・フジテレビの騒動を
  復習できるのである。そして資本主義・株式会社・会社は誰のものなのか?
  ということを教えてくれる。やっぱりわかりやすい本なのだ。


  ■引用メモ■
  こうして見るとフジテレビは、ライブドアに買収されるのを防ぐため、
  あらゆる対抗策を考えるようになっていることがわかるだろう。
  そのたびに新しい用語が飛び出し、私たちはM&Aの用語に詳しく
  なっていく。


  → この時期に株を始めた人がほんとに多かった。劇場のように
   報道され、国民の関心が寄せられていく。変な現象が起こっていた。
   フジテレビ・ライブドアは必死だったのに・・・


  ■引用メモ■
  ただ、このように買収されにくい対策がいろいろとれるように
  なると、無能な経営者を守る仕組みにもなってしまうという
  批判もあるのだが。


  → このぽつりと書かれている文がとっても気になった。なるほど
   企業が安定志向に陥った場合は、その経営がずさんになる
   買収される危機に日々直面する必要はないのだけれど、確かに
   安心対策は無能な経営者を守る仕組みにつながることは
   納得できる。


  ■引用メモ■
  また、株の時価総額を増やすためには、企業内部に漫然と利益
  をため込んでおかない、ということも必要だろう。時価総額が低い
  まま預貯金が豊富だと、その預貯金を目当てに買収をかけてくる
  会社や投資ファンドがありうるということに気をつけなければならない。


  → 企業の経営・維持とは不思議だ。お金をためておき安心している
   だけではダメなのだ。企業の存続することの難しさを少し知ったよう
   な気がする。


  ■引用メモ■
  私たちは、「会社とは経営者と社員のもの」と漠然と思い込んでいる
  ことが多いのだが、そうではなかったのだ。
   では、会社は株主のもの、という大原則のもと、株式会社は、
  どのように運営されている(はず)なのであろうか。
 
  → 会社は誰のものなのか?確かに企業に働く社員は株主のもの
   という感覚は、日本では薄いのではないだろうか?会社は株主
   のもの、実体のない不気味な存在があるのだ。それが大原則と
   なっているのだ。


  もう昔の出来事のように感じるライブドアの一連の騒動。今振り返って
  勉強することもいいものだと思った。
 


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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