【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、「激安」のからくり という本。
【本の紹介】
(258) 「激安」のからくり 金子哲雄著 中公新書ラクレ
「激安」のからくり (中公新書ラクレ) 金子 哲雄 中央公論新社 2010-05 売り上げランキング : 189234 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに
第1章 「激安」の現場
激安ジーンズのからくり
百円バーガーのからくり
低価格スーツのからくり
2万9800円パソコンのからくり
取り残される日本
自動車からペットボトル飲料まで
魚の値段のからくり
プライベートブランドのお話
おしゃれな服も安売りで買う時代
百貨店が凋落した理由
第2章 「激安」の人物史
フロントランナー 中内 功
欧米型リーダー 鈴木敏文
地方からの発信 柳井 正
ドン・キホーテ 絶対的な安さへ 安田隆夫
第3章 「激安」のこれから
ナショナルブランドからプライベートブランドへ
「ブランド」という付加価値
激安の裏側にあるもの
激安はいつまで続くのか
消費者が賢くなるために
あとがきに代えて 「激安」は真に消費者のためになっているのか
参考図書一覧
という構成となっている。
【キーワード】
激安
【くまの感想】
デフレ時代は続いている。その中で闘っている企業。それは徹底的な
コストダウンができているところ。どうやってそのコストダウンを達成し
激安製品を出しているのか?そんな内容を知ることができる本であった。
■引用メモ■
アジアの人件費の安いところで、いかにしていい工場を見つけられるか。
それによって、競争に勝ち残れるかが決まる。そういっても過言では
なくなってきました。
→ まさに私も仕事で中国に行っているのでよくわかる。これだけは
行ってみて体験することにまさるものはない。
■引用メモ■
日本の携帯マーケットは、すべての人が持ってもせいぜい1億
4000万台です。それに比べて、世界中では80億のマーケット
があります。こちらを相手に標準化しされた商品を売っている
メーカーは、日本で積極展開したとしてもスケールメリットを得にくい
わけです。
→ ガラパゴスといわれるゆえんがそこにある。日本だけに通用
する標準規格。世界共通とするにはどうしたらいいか?そこに
生き残りの価値があるのだ。
第2章に登場する激安の人物史となっているキーマンのお話は
とっても興味深いものであった。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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