2011年7月31日日曜日

7月の読書 27冊

7月は27冊の本との出会いがありました。

本っていいですよね。

なんてたって

「自由」なのだ。

書くのも自由、読むのも自由。

そして、読む人それぞれによってその捉え方も違う。
同じ人が読んでもその時々で解釈も違ってくる。

日々面白い体験をしている。と感じています。

目標500冊(7月現在 約200冊)にはほどとおいけれど、「継続は力なり」をモットーに、そして新しい
本との出会いを楽しんでみます。

期間 : 2011年07月
読了数 : 27 冊
色の暗号―カラーセラピーで知る本当のあなた (だいわ文庫)
泉 智子 / 大和書房 (2006-04)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月31日
色の暗号とは?人が好む色には意味がある。そしてその裏の色にも意味がある。そして、対人関係でもわかることがあるという。興味深い本であった。
僕のメジャー日記
松井 秀喜 , 鷲田 康 / 文藝春秋 (2004-03-12)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月30日
松井選手のメジャーに対する思い。信念そんなものを感じることができる内容であった。
食の世界にいま何がおきているか (岩波新書)
中村 靖彦 / 岩波書店 (2002-12-20)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月29日
この本は2002年に書かれているが、テーマは不動である。食の大切さ、まさに食文化を大切にしていきたい。それには今起こっていることを把握することが必要なのだ。
なぜうつ病の人が増えたのか (幻冬舎ルネッサンス新書)
冨高 辰一郎 / 幻冬舎ルネッサンス (2010-08-25)
★★★★☆ 読了日:2011年7月27日
これは2回目のトライであった。やっぱり、うつ病の問題は一般人も知っておく必要があるという再認識をした。
なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣―世界中のビジネスマンが学んだ成功の法則
ケリー グリーソン / PHP研究所 (2001-02)
★★★★☆ 読了日:2011年7月23日
この本には全く違和感がなかった。それは今私が実践していることが含まれていた。そして、取り入れてみようと思うことが書かれていた。復習のような気持ちで接することができ、心地よかった。
ヨーロッパの都市はなぜ美しいのか
佐野 敬彦 / 平凡社 (2008-03)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月23日
専門的なことはよくわからないけれど、装丁の美しさ、ヨーロッパの建築の素晴らしさが感覚的に伝わってくる本であった。ところどころに掲載されている写真をみているだけでうれしくなる。
超・格差社会アメリカの真実
小林 由美 / 日経BP社 (2006-09-21)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月22日
この本は、2006年に書かれたものである。5年後のアメリカを見ながらこの本を読むと、そんなに変化がないのがよく分かる。世界の中心 アメリカで起こっていること知りたいと思いませんか?
脳あるヒト 心ある人 (扶桑社新書 32)
角田 光代 , 養老 孟司 / 扶桑社 (2008-08-29)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月21日
キャラクターの異なるお二人(養老さん・角田さん)の文章のやりとりが面白い。お二人の人生観、考え、などなど参考になる部分が多かった。
世界がもし100人の村だったら 完結編
池田 香代子 , マガジンハウス / マガジンハウス (2008-12-18)
★★★★☆ 読了日:2011年7月20日
昔から気になっていた本にやっと出会えた。そして、その表現方法にどうしても、何かひっかかるものを感じるのは私だけであろうか?
父として考える (生活人新書)
東 浩紀 , 宮台 真司 / 日本放送出版協会 (2010-07-10)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月20日
面白いテーマと共感して読んでみたところ、面白いテーマの分析に出会った。ツイッターの役割。そこが私自身明確になった。
中学受験―わが子をつぶす親、伸ばす親 (生活人新書)
安田 理 / 日本放送出版協会 (2007-02)
★★★★☆ 読了日:2011年7月19日
中学受験、そう我が家もその入口に入ろうとしている。そしてこの本を読まずにはいられなくなった。やはり本人重視であるが、なにかバックアップできればと思うのが親心である。そして、私立中学・高校はまさに「ブランド力」の戦いなのだ。
超訳 聖書の言葉
白取 春彦 / 幻冬舎 (2011-06)
★★★★☆ 読了日:2011年7月18日
きっとその時々、人それぞれに心を打つ言葉が見つかるの妥当思う。聖書の考え方その根本には「愛」があることを知った。
金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫)
安部 芳裕 / 徳間書店 (2008-09)
★★★★☆ 読了日:2011年7月18日
この本を読むと少し恐ろしくなる。裏の糸を引くロスチャイルド家の話から始まり、実際の日本が操られているかのように・・少し都市伝説的な感じを受けるが読み込んでしまう。
魔法の時間割―あなたが生まれ変わるシンプルで小さな習慣
藤沢 優月 / 大和書房 (2005-06)
★★★★☆ 読了日:2011年7月16日
この本から学ぶことは、人それぞれなのかもしれない。私は、思ったことをノートに書くこと、ひとかじりを実践してみること。この2つが印象になりました。そして、不思議な体験もしたことがあるので納得でした。
これだけ違う!日本人と驚きの中国人 (WIDE SHINSHO)
弘兼 憲史 / 新講社 (2008-08)
★★★★☆ 読了日:2011年7月13日
日本人と中国人。やはりその違いを感じることが多々ある。本書はそんな分析が具体的にあり興味深い。
おそるべし韓国企業 日本がサムスンに勝てない理由 (扶桑社新書)
野口 透 / 扶桑社 (2010-12-01)
★★★★☆ 読了日:2011年7月11日
何故韓国の企業は、躍進しているのか?それは世界に向いている体制づくりと、個人のおのおののミッションの明確化にあるのではないだろうか?この本はこのことを突きつけてくれる。
集客の科学
川口 和英 / 技報堂出版 (2011-05)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月11日
集客という現象を分析し、それをシミュレーションモデル化していくところにとっても興味深いものを感じだ。対象が人であるだけに難易度は高いが、実際集まるところには人は集まっている事実があるのである。
佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)
島田 洋七 / 徳間書店 (2004-01)
★★★★☆ 読了日:2011年7月9日
かなり前から気になっていた本にようやく出会えた。やっぱり面白かった。がばいばあちゃんは、幸せの本質を教えてくれているのではないだろうか?
使える経済書100冊 (『資本論』から『ブラック・スワン』まで) (生活人新書)
池田 信夫 / 日本放送出版協会 (2010-04-08)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月9日
著者池田信夫さんの読書に対する考え方が好きだ。辛口の書評も簡潔で大変参考になる。
年収防衛―大恐慌時代に「自分防衛力」をつける (角川SSC新書)
森永 卓郎 / 角川SSコミュニケーションズ (2008-11)
★★★★☆ 読了日:2011年7月8日
年収防衛。聞き慣れない言葉についつい惹かれてしまいました。そこにはよい国を目指す考え方があるのではないだろうか?
なぜ子供のままの大人が増えたのか (だいわ文庫)
曽野 綾子 / 大和書房 (2011-05-12)
★★★★☆ 読了日:2011年7月8日
曽野綾子さんが発信する「子供のままの大人」どうゆうことなのか?知りたいと思いませんか?納得できるところが多々あった。
年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (角川SSC新書)
森永 卓郎 / 角川SSコミュニケーションズ (2007-10)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月6日
この本は、2007年に書かれたものであるが、古さを感じません。そこには原則が書かれているからだと思うのです。著者森永さんの統計結果の分析は興味深いものがあります。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)
星 新一 / 新潮社 (1978-07)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月5日
星新一さんがかかれた小説風の父星ーさんの伝記。興味深い作品であった。
芸術は爆発だ!―岡本太郎痛快語録 (小学館文庫)
岡本 敏子 / 小学館 (1999-10)
★★★★☆ 読了日:2011年7月5日
岡本太郎さんの言葉には、不思議な勢いと、記憶への粘りがある。そしてあの太陽の塔も脳裏に焼きついている。
ロハスの思考 (ソトコト新書)
福岡 伸一 / 木楽舎 (2006-06-01)
★★★★☆ 読了日:2011年7月4日
ロハスとは?ロハスな思考とは?今エコが叫ばれている中、一番考えるべき思考ではないだろうか? 行動、食、そのものの適正なプロセスを知ることが必要なのだ。
社長 島耕作(9) (モーニングKC)
弘兼 憲史 / 講談社 (2011-06-23)
★★★★☆ 読了日:2011年7月2日
やっぱり弘兼 憲史さんの作品はおもしろい。
ブランコのむこうで (新潮文庫)
星 新一 / 新潮社 (1978-05)
★★★☆☆ 読了日:2011年7月2日
星新一さんのワールドにまた連れて行ってもらいました。もうひとりのぼく に出会った少年が、ついていくことに遭遇する冒険とは?

読書(199)★★★ 色の暗号 泉 智子著

【今日の出来事】
 みなさん こんばんは。土日はリフレッシュできました。
  土曜日は、ぶらっと横浜のそごうにお買い物、子どものプール付き添い
  日曜日は、子供向けのクラシックコンサート@日比谷
  に行って来ました。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 充実したリフレッシュができて「よかった」 

【本の紹介】
  (199) 色の暗号 泉 智子著 だいわ文庫
色の暗号―カラーセラピーで知る本当のあなた (だいわ文庫)色の暗号―カラーセラピーで知る本当のあなた (だいわ文庫)
泉 智子

大和書房 2006-04
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 【本の構成】
  はじめに
  第一章  色には「暗号」があった!
         惹かれる色でわかる「あなたの本性」
     1 色は心とからだに作用する
     2 あなたが選ぶ色は「あなた自身」   
     3 「表向きの自分」と「本当の自分」 
        人は二つの顔を持つ
   
  第二章  「色の暗号」を読み取る
         あなたにとって「運命の色」とは?
     1 色が人生を導いていく
     2 自分の本質を知れば、生き方が変わる
  
  第三章  「色の暗号」が人生を成功に導く
         色と人生の間には、こんなに深い関係がある
     1 色の力を知ることの意味
     2 色の効果を人生に活かすには
  
  第四章  「色の暗号」を知って素敵な人間関係を育てる
       ”二人の相性”をもっと深める「色の暗号」の活かし方
     1 「相手の本当の姿」を知る方法
     2 「色の暗号」で知る相性の高め方
  
  第五章  「色の暗号」はあなたの「未来」を拓くカギ
       ”あなたらしさ”を最高に発揮するために
     1 色は”未来”をも語ってくれる
     2 「あなたの最高の可能性」を引き出す ”統合色”の秘密
 
  さいごに

  という構成となっている。

 【キーワード】
   色の暗号とは?   

 【くまの感想】
   この本は読むのが二度目であった。途中でやっと気づいた。

   でも2度目に読む本は好きだ。知らず知らずに読んでしまうのも
   好きなのだ。

   読んでいて、気づくのがさらにもっとすきだ。その本に魅力が
   あるということなのだと思う。

   色と人間の関係。その色それぞれに、もつ意味があるという
   この本は、納得がいくところがある。そして、自分は、どの色を
   好みその色合いがどんな意味を持っているのか?

   ワクワクしながら読めるのである。

   そして、対人関係、仕事やプライベートでは、その人はどうゆう
   人であるのか? 色からヒントを得ることができるというのである。

   自分の好みの色、服の色合い、などなど、人間の感情が
   現れているというのは、とっても興味深く、納得がいく。

   男性は、その部分を少し隠す傾向があるかもしれないが・・・・

   自分の日記を色で書いてみると、自分のその時の気持ちなど
   わかるし、将来振り返ったりすることができるのだろうか?

   そんなことをふと思った。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2011年7月29日金曜日

読書(198)★★★★ 僕のメジャー日記 松井秀喜著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、メジャーでの松井選手の話。

【本の紹介】
  (198)  僕のメジャー日記 松井秀喜著 文藝春秋
僕のメジャー日記僕のメジャー日記
松井 秀喜 鷲田 康

文藝春秋 2004-03-12
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 【本の構成】
  Before the Game
  第一章 僕がフィールドで見た夢  
  第二章 メジャー新人日記 シーズン前半戦
  ALL About Majour Q&A55  
  第三章 メジャー新人日記 シーズン後半戦
  第四章 Major Leaguers
  After the Game
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
松井秀喜とメジャー
   

 【くまの感想】
  この本を読むと著者 松井秀喜さんの考え方や取り組み方が
  伝わってくる。まさにこだわりの野球なのだ。

  このアプローチは、できるか?できないか?は置いて置いて
  こだわりをもって、技を磨く。
  信念を持って、技を磨く。

  そこがとっても重要で、一般の人は忘れかけていることが多い
  ような気がするのである。

  ■引用メモ■
   長嶋監督と二人でずっと追い求めてきたのは、ボールが自分の
   ポイントに来るまでバットを振り出さないバッティングなのです。

   ⇒ これは凄い。究極の指導だし、興味深い。

  特に著者(松井選手)の野球に関する考え方。そして何にでも
  通用するであろう信念を持って行動するということの重み。

  そんなことを野球を通じて、メジャーのチャレンジングなアクションを
  通して教えてくれる本なのである。

  出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

読書(197)★★★ 食の世界にいま何がおきているか 中村靖彦著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。今日帰国しました。今週も急な出張だったので
  流石に疲れました。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 疲れたけれど今回の海外出張も勉強になって「よかった」

【本の紹介】
  (197)  食の世界にいま何がおきているか 中村靖彦著 岩波新書
食の世界にいま何がおきているか (岩波新書)食の世界にいま何がおきているか (岩波新書)
中村 靖彦

岩波書店 2002-12-20
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 【本の構成】
  序章  食の安全が問われた日本
  第一章 野菜の世界が変わった  
  第二章 山からヒラメがとれる  
  第三章 アメリカにおけるBSE対策  
  第四章 日本を揺さぶったBSE  
  第五章 プリオン病への挑戦  
  第六章 新段階の遺伝子組み換え食品  
  第七章 イネ・ゲノム解析競争  
  第八章 改造します、牛と豚
  第九章 サプリメント・現代の食の断面
  終章  食の世界におきていること
  あとがき
  参考文献
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  食の世界に起こっていること 

 【くまの感想】
  この本は2002年に書かれたものである。今原発の絡みで食の
  安全性については、色んな本が出ている。

  この当時の食のこと。をつい、知りたいと思い
  手にとってみた。

  食、一番人がお世話になっている。いや、生き物ならば
  絶対にお世話になっている。

  その食に何が起こっているのか?

  やはり気になるテーマなのである。

  ■引用メモ■
   便利な野菜が進出している割には日本人の野菜の
   消費量は減り続けている。1985年に、1人111キロ
   を食べていた野菜の消費量は、99年には102キロに
   減った。ファーストフード全盛で、野菜をそんなに多く
   食べていないように見えるアメリカは、日本より多い
   116キロを消費している。アメリカは、85年には
   96キロしか消費していなかった。ところが、その
   後消費量が増えて、95年には日本を逆転した。
 
   ⇒ その理由には、国の施策も関係しているから
      興味深い。また、日本人は生野菜を主として
      いるところに特徴がある。そんなに多く食べること
      ができないのである。

  ■引用メモ■
   「ハモンズの法則」という妙な法則がある。「すべての
   世代は、食事にかける時間をその前の世代の半分
   にしている」というもので・・・・

   ⇒ なるほど、これは面白い法則だ。そのとおりなの
      かもしれない。そのうち食事って錠剤を呑むだけ
      で終わるかもしれない。

  人間にとって大切な「食」そこには、まさしく「食文化」が
  ある、大事にしていきたい。


   
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2011年7月26日火曜日

読書(196)★★★ なぜうつ病の人が増えたのか 冨高 辰一郎著

【今日の出来事】
  みなさん。こんにちは。今日はお客様トラブルがあり、急きょ
  急ぎ中国(深圳)に向かうこととなりました。成田空港ラウンジから
  書いてます。しばし旅を楽しみます。
 
『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 夏真っ盛りだけど、今日は涼しくて「よかった」

【本の紹介】


  (196)  なぜうつ病の人が増えたのか 冨高 辰一郎著 幻冬舎ルネッサンス新書
なぜうつ病の人が増えたのか (幻冬舎ルネッサンス新書)なぜうつ病の人が増えたのか (幻冬舎ルネッサンス新書)
冨高 辰一郎

幻冬舎ルネッサンス 2010-08-25
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 【本の構成】
  はじめに
  第一章  うつ病患者が増えている
     1 うつ病診療の変化
     2 うつ病の増加に悩む職場
     3 抗うつ薬市場の拡大

  第二章  なぜ1999年からうつ病患者が増えたのか
     1 ストレス仮説と1999年
     2 他の先進国はどうだったのか
     3 SSRI導入の日本

  第三章 なぜ「SSRI現象」は起きるのか
     1 SSRIと薬価
     2 うつ病と受診率
     3 製薬会社が行う病気の啓発運動
     4 SSRIの歴史
     5 うつ病の啓発活動の実際
     6 精神科バブル
     7 国や学会が予期できなかったこと
     8 病気の啓発活動の時代

  第四章  「SSRI現象」によるうつ病診療への影響
     1  受診率の向上と患者層の変化
     2  啓発活動はうつ病を増やす?
     3  日本のうつ病の状況
     4  うつを病気と認識するメリット、デメリット
     5  認知療法と自己治癒力
     
  第五章   抗うつ薬の有効性について
     1  アイスランドの憂うつ
     2  抗うつ薬と偽薬の差はどれだけあるか
     3  軽症うつ病には抗うつ薬は効果がない?
     4  再発予防や中等度以上のうつ病には抗うつ薬が有効
     5  抗うつ薬と自殺に因果関係はあるのか
     6  SSRIVS従来の抗うつ薬

  第六章   増え続けるメンタル休職への取り組み
     1  メンタル休職者への対策
     2  復職支援とリハビリ
     3  うつ病患者の家族の方々へ

  おわりに
  新書版おわりに
  注・参考文献

  という構成となっている。

 【キーワード】
  うつ病 

 【くまの感想】
  この本の話題は、意外と見かけることが多い。香山リカさんの著書も沢山出ている。
  
  うつ病

  私の職場でも、仕事が多忙となり、追い詰められた状況となり、普段の生活
  ができなくなってしまう人を見かけることが多い。

  今は、不自然ではない。

  そして、重要なのは、周り・上司が的確に気付き、ケアをするということ。

  会社でもそのような教育・アナウンスが行われている。

  本書では、なぜうつ病の人が急に増え始めたという疑問から始まり、その分析
  がなされていることは興味深い。

  アジアの人よりも、欧米の人たちの方がなりやすいという統計もあるようだが、
  本書でもかかれているとおり、国民性や文化、医療体制の影響が大きいという
  ことに納得。

  ■引用メモ■
   最近は、「現代うつ病」「非定型うつ病」「新型うつ病」「会社だけでのうつ病」
   「自己愛型うつ病」といったネーミングの下に、論考されるようになった。

   ⇒ さらに細分化されているところが興味深い。

  ■引用メモ■
   従来のうつの考え方は、下記のようにまとめられる。
   1 うつは心の悩みである。
   2 心の悩みは気持ちの整理が進むにつれ回復する。
   3 ひどくならなければ、精神科受診は必要ない。

   一方、最近日本社会に浸透しつつあるうつ病の考え方は、
   次のようにまとめられる。
   1 うつは病気である。
   2 病気には治療が必要である。
   3 したがって早期受診が必要である。

   ⇒ これは一般人の私でも聞くようになった。
     この変化は興味深い。

  ■引用メモ■
   なぜ私が本書を書こうと思ったかと言えば、非常にシンプル
   である。自分が感じた驚きを世間に伝えたかったからである。
    なぜ近年急激にうつ病はこんなに増えたのだろう。どうして
   メンタル休職者が増えているのだろう。

  ⇒ 最後に著者が述べたところのコメントである。素朴な疑問
    大事だ。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!