2011年7月11日月曜日

読書(184)★★★★ おそるべし韓国企業 野口透著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、韓国企業おそるべし。

【本の紹介】
  (184)  おそるべし韓国企業 野口透著 扶桑社新書
おそるべし韓国企業 日本がサムスンに勝てない理由 (扶桑社新書)おそるべし韓国企業 日本がサムスンに勝てない理由 (扶桑社新書)
野口 透

扶桑社 2010-12-01
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 【本の構成】
  はじめに
  第一章  サムスン電子の大攻勢  
  第二章  コリアン旋風の衝撃  
  第三章  韓国企業の強さ 日本企業の課題  
  第四章  絶対に真似できない「強さの秘密」  
  第五章  「公正な社会」と韓国の大企業 

  という構成となっている。

 【キーワード】
  韓国企業のすごさとは?

 【くまの感想】
  私は、仕事柄 韓国のお客様を担当しているのでこの意味が
  よくわかる。韓国の凄さを身をもって体験している。

  韓国は国内の産業では決して満足しない。なぜならば、国内の
  人口はしれている。

  彼らは常にグローバル化を目指し、そしてNo.1を目指している。
   
  それは、はたから見ていると良く分かるのだ。

  そして、行動がとっても早い、それはトップダウンの体質を
  大事にしているからだ。

  これは、反面悪い面も出ることがある。しかし、それよりも良い面が
  上まればいいのだという理解がみなのミッションにあるからこそ
  突進できるのだと思う。

  韓国 国全体の体質が同じ方向をむいているのを感じる。
  すべてマネをする必要はないかもしれないが、日本も学ぶべきところ
  は沢山あるのではないだろうか?

  本書は、韓国の今を教えてくれるのだ。

  少しショックを受けるかもしれない。でも現実に向き合い、日本の生きる
  道を探すべきなのだと思う。

  ■引用メモ■
   韓国の大企業の基本は「キープヤング」だ。激務に耐えられる50代
   半ばまでの役員を社長(CEO)に起用し、60歳までに引退する例が
   多い。引退した後は、日本のように相談役や顧問としてずるずる会社
   に残る例はほとんどない。
    50代半ばまでに社長になるということは、40代半ばまでには
   常務(役員)に昇格しなければならない。一般的には、常務→専務→
   副社長という昇格コースを進むが、最短で2年ごとに昇格しても
   社長に就任するまでには6年かかるからだ。

   ⇒ 日本ではありえない、想像できないのではないだろうか?

  ■引用メモ■
   そうなると、誰でも大量生産が可能になり、「他企業が考えつかない
   ような製品を、他企業よりも早く開発することが最も重要な競争力
   となる。サムスン電子の経営陣は、デジタル時代には創意力、
   すなわち頭脳とスピードが競争力になるという結論に達した」。

   ⇒これはアナログと比較したデジタルで起こっていることを示した
    一文だ。さて日本はどう歩んでいくべきか?すでにデジタルに
    なり日本の良さ(アナログに対しての強み)は消えつつあるのだ。

  この本は、韓国について書かれたものだが、言うまでもなく中国も
  同じようなポテンシャルを持っていることは衆知の事実だ。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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