2010年11月18日木曜日

読書(368)★★★★ 小説家という職業 森博嗣著

【今日の出来事】
 おはようございます。4時起き実践中のくまです。
 昨日は職場のフォーマルな送別会がありました。
 出席してくださった方、そして言葉をいただいた方 感謝!でした。

 日頃気づかない大事な人とのつながりを感じることができたひとときでした。
 今日は、技術報告会があり、今の職場の最後の総まとめ
 思い出にひたりながら、報告したいと思っています。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 日頃きづかない大事な人とのつながりを知ることができて「よかった」

【本の紹介】
 (368) 小説家という職業 森博嗣著 集英社新書
     
小説家という職業 (集英社新書)小説家という職業 (集英社新書)
森 博嗣

集英社 2010-06-17
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 【本の構成】
  まえがき
  1章  小説家になった経緯と戦略
  2章  小説家になったあとのこころ構え
  3章  出版界の問題と将来
  4章  創作というビジネスの展望  
  5章  小説執筆のディテール
  あとがき

  という構成となっている。

 【キーワード】
  小説家

 【くまの感想】
  森博嗣さんのミステリーは大好きだ。日常ありえないことが書いてあるのだ
  けれども、どんどん引き込まれていく。シリーズは、ある意味悲しい物語の
  中からも安心感が出てくる。

  そんな著者が書いた「小説家という職業」 とっても興味深い。

  大学の先生をしながら、小説家でもある著者はやはりユニークだ。
  著書にも記載があるが、ネットの書評である程度ネタばれしても
  まけないくらいのストーリー・様々な箇所で盛り込む謎を意識している
  という。そしてそれができるから、「プロ」なんだと主張している。

  なるほどすごい考え方だ。

  ■引用メモ■
   ・もしあなたが小説家になりたかったら、小説など読むな。
   ・小説を書く仕事をしたいのなら、自分が好きなものを一旦忘れなさい。

  ということだそうだ。読み手の立場になり、そのおもしろさを創出するための
  秘訣。おもしろい考え方だ。

  ■引用メモ■
   人は、結局は「人に感動する」ものである。それは、自然の中にあって、
   最も自分自身に近い存在だからだ。人間の行為、その行為の結果が
   もたらしたものを通して、その人間の存在を感じる。はるか昔の人より
   も、同時代に生きている人の方が、存在を感じやすい、というのも
   「近さ」のためだ。

   ⇒ 人は人に感動する なるほど好きな言葉だ。

   そして、著者は最後にこう語っている。

  ■引用メモ■
   小説とは何だろう。たぶん、人間の思考、生き方、感情のポインタなの
   ではないか、と思う。つまり、「ほら、そこにあるよ」と指さすものだ。
   指の先にあるのは、単なる教訓かもしれない。だが、教訓のように
   簡単には言葉にできないものでも、小説は指さすことができる。

   ⇒ 今後もおもしろい小説(ミステリー)楽しみだ。

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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