2010年11月8日月曜日

読書(353)★★★ 小泉の勝利 メディアの敗北 上杉隆著

【今日の出来事】
 おはようございます。
 最近は5時起きになるつつある「くま」です。少し損した気分。
 でも継続して朝時間を楽しんでいます。

 昨日は家族でバーベキューに出かけ、楽しいひとときを過ごしました。
 こちら明石にいる時間が残りすくなくなってくるとちょっぴり寂しいものですね。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 家族でバーベキュー楽しかった。幸せを感じることができて「よかった」

【本の紹介】
 (353) 小泉の勝利 メディアの敗北 上杉隆著 草思社
小泉の勝利 メディアの敗北小泉の勝利 メディアの敗北
上杉 隆

草思社 2006-11-25
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 【本の構成】
  《口上》   なぜジャーナリズムは敗北したのか
  《開幕前》 政権前夜 嵐の前の静けさ
  《第一幕》 政権発足 テレポリティックス
  《第二幕》 その人脈と側近たち
  《第三幕》 聖域なき構造改革  道路公団改革
  《第四幕》 小泉外交 北朝鮮
  《第五幕》 抵抗勢力の反撃
  《第六幕》 靖国参拝
  《第七幕》 重要法案
  《第八幕》 郵政選挙
  《第九幕》 後継者たち
  《閉幕》   兵どもが夢の跡
  《楽屋》   唯一の相談役
  《結論》   ジャーナリズムよ率直であれ
  参考文献

  という構成になっている。

 【キーワード】
  小泉
  メディア

 【くまの感想】
  最近マイブームの上杉隆さんの著書。今回は、小泉さんについて。
  著者は当時の記事を振り返り、そして検証を行っている。そして反省点などを
  明記している点は興味深かった。

  構成はまさに「小泉劇場」を意識し、《口上》⇒《開幕》⇒《第一幕》~《第九幕》⇒
  《閉幕》⇒《楽屋》⇒《結論》

  という構成となっているところは、著者らしいユニークさが入っている。

  ■引用メモ■
  退陣してもなお、一部のジャーナリストや評論家が、小泉の五年間を声高に
  責めている。しかし、私はもはや到底そんな気にはなれない。宰相としての
  小泉純一郎という政治家をみた場合、メディアの側は明らかに完敗していると
  感じているからだ。

  ⇒ なるほど。この本を読むと「小泉劇場」の裏には優秀な演出家(飯島氏)の
    存在や数々のエピソードを繰り広げる役者が存在する。まさに日本国民が
    好みそうなアレンジがなされているわけである。

  ■引用メモ■
  ジャーナリズムの究極の仕事は、権力を監視することだ。友情を脇に置き、
  時に知己が権力の舞台に上がっても、厳しい批判の嵐を浴びせなくては
  ならないこともある。日本のジャーナリズムが権力との緊張感を失ってすでに
  久しい。皮肉なことに政治とメディアの緊張関係を、政治の場に思い出させた
  のは他ならぬ小泉純一郎であった。

  ⇒ なるほど。納得である。
     そして、ジャーナリズムの究極の仕事 是非貫いて欲しいものである。

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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