【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、「ゲームニクス」についての本。
【本の紹介】
(229) ゲームニクスとは何か サイトウ・アキヒロ著 幻冬舎新書
ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書) サイトウ アキヒロ 幻冬舎 2007-07 売り上げランキング : 56863 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに ゲームニクスとは何か
第一章 なぜ、子供は食事を忘れるほどゲームに夢中になるのか?
第二章 ゲームニクス理論 総論
第三章 ”任天堂一人勝ち”から分かること
第四章 iPod、グーグル、ミクシィ・・・本当のヒットの理由は?
第五章 ゲームニクスが医療・福祉・教育分野を救う
第六章 ゲームニクスが日本の未来を明るくする
おわりに 日本のもてなしの文化を見直すこと
という構成となっている。
【キーワード】
ゲームニクスとは?
【くまの感想】
ゲームニクスとは?何か?この本を読むととってもわかりやすい。
そして、私の6歳の次女がなんで説明書も読まずになんでもできて
しまうのか?納得がいく。デジタルネイティブ世代というだけでなく
ゲームニクス理論で作られた商品に接しているからなのだ。
■引用メモ■
どんなにゲームが好きな方でも、「ゲームニクス理論」という
言葉については初めて聞く方が多いかもしれません。
「ゲームニクス理論」とは、テレビゲームを”科学”することで、
ゲームに隠されている「人を夢中にさせる」ノウハウを抽出
して理論体系化したものです。
⇒ これは面白い。なんといっても人が夢中になるのだから・・・
■引用メモ■
こんな複雑なことをしているにもかかわらず、子供たちは
マニュアルも読まずにこれらの複雑なアクションを使いこなし
ているのです。ゲームには数百ものアイテムが出てきて、
広大な地域を旅したりするのですが、子供たちはそれらを
覚えてしまうだけでなく、見事に使いこなし、さらにそれぞれを
組み合わせて駆使しているのです。ちょっと考えてみると、
これはすごいことだと思いませんか?
⇒ これは、確かにこうかかれてみると、とっても不思議なのだ。
■引用メモ■
ゲームニクス理論というのは、「子供からお年寄りまで、パッと
見ただけで使い方が分かって、無理せず使いこなせるようになり、
知らぬうちに夢中になってしまう」製品を開発するための技法です。
⇒ 子供からお年寄りまで というコンセプトがなんだかうれしくなる。
■引用メモ■
簡単に「ゲームニクスは、次の4つの大きな原則で構成されている」
と思っていただければいいわけです。
第一原則 直感的なユーザー・インターフェイス(=使いやすさの追求)
第二原則 マニュアルなしでルールを理解してもらう
(=何をすればいいのか迷わない仕組み)
第三原則 はまる演出と段階的な学習効果(=熱中させる工夫)
第四原則 ゲームの外部化(=現実とリンクさせて、リアルに感じさせる)
という4つです。
⇒ 4大原則、これはとっても参考となる。
■引用メモ■
身の回りのものがどんどんデジタル化されています。今後の情報化
社会の進展を考える上で、情報に対するアクセスのしやすさ
(「情報アクセシビリティ」と言います)を向上させることは、非常に
重要です。
⇒ まさにここにある。Googleが一歩リードしている。
そして、最後に感動した一文があった。
■引用メモ■
「ゲームニクス理論」は、まさに日本人だからこそ構築できたもの
だったのです。
そして、この「もてなしの文化」と「制限された中で新しいものを
生み出していく文化」に裏打ちされた日本のゲーム産業が、結果
として世界産業にまで発展したということは、この文化・伝統に
世界中が魅了されたことを示しているといえるでしょう。
⇒ なるほど。親近感が湧く。技術の国として誇るべきものだ。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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