2011年8月7日日曜日

読書(206)★★★★ 原発はいらない 小出裕章著

【今日の出来事】
 こんばんは。夏休み中の「くま」です。今日は母の17回忌の法事で富山に
  行ってきました。父の兄弟姉妹、母の兄弟姉妹と会う機会、
  最近重要だと思っています。

  つながり

  の大切さを知った今日一日でした。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ つながり の大切さを知ることができて「よかった」 

【本の紹介】

 
  (206) 原発はいらない 小出裕章著 幻冬舎ルネッサンス新書
原発はいらない (幻冬舎ルネッサンス新書 こ-3-①)原発はいらない (幻冬舎ルネッサンス新書 こ-3-①)
小出 裕章

幻冬舎ルネッサンス 2011-07-16
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 【本の構成】
  序章  私が40年間、原発に反対してきた本当の理由
  第一章 福島第一原発は今後どうなるのか?  
  第二章 危険なのは福島原発だけではない!  
  第三章 原発に関する何でもQ&A
        知らないと、自分も家族も守れない
  第四章 未来を担う子どものために、大人がやるべきこと

  福島第一原発事故の経過
  あとがき
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  原発

 【くまの感想】
  最近、本屋に立ち寄ると、原発の本が沢山ある。とっても沢山ある。
  それだけ、日本国中の人たちが関心を寄せているからであろう。

  原発の安全性については、

  知れば知るほど、不安に、そして混乱に陥ることになる。

  だからといって知らないままでいいのか?

  きっとそうではない。

  著者は原子力に携わってきた技術者として、いてもたっても
  いられなくなって発信した気持ち。

  とっても良く伝わるのである。

  ■引用メモ■
   現在の原発の標準発電量である100キロワットを発電
   させるためには、1年間の運転で約1000キロ、広島
   原爆で燃えたウランは800グラムですから、その1200倍
   のウランを燃やさなければなりません。当然、燃やした
   だけの死の灰が出るのですが、それを「無」にする方法
   を残念ながら人類は持っていません。おそらく未来永劫
   見つからないのではないかと私は思います。

   ⇒ この文章は、ある意味予想はしていたものの私に
     とってショッキングであった。

  ■引用メモ■
   政治に利用される研究者にはなりたくないと、政治や
   政治的な世界と距離を置いてきた私が5月23日、参議院
   行政監視委員会に参考人として出席し、意見を陳述した
   のは、この事故を止められなかった私の責任を自覚し、
   原発の被害者に対して、一研究者にはできない大きな
   サポート役を、政治が担ってほしいという願いがあった
   からです。

   ⇒ 一つ一つの力をつないで、いくことが重要なのでは
      ないだろうか?

  この本を読むと、知らないことはいけないことなのだと
  いう思いになった。政府に任せておく、ダメなら文句を言う
  
  それでは、いけないのだ。

   
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

1 件のコメント:

風竜胆 さんのコメント...

これは少し、書いてあることががあやしげですね。

>標準発電量である100キロワット
これは100万キロワットですし、発電量ではなく電気出力です。発電量だと単位はキロワットアワーになります。

>原爆で燃えたウランは800グラム
燃えたという意味が良く分からないのですが、核分裂したウラン235と言う意味なら、広島型原爆ではウラン235が約60kg使われていたそうですから800gという数字はどこから来たのが不明です。

そもそも1年間に反応する量と、瞬時に暴走的に反応する量を同様に扱って比べているというのも気になりますね。