2011年8月25日木曜日

読書(221)★★★ 危険学のすすめ 畑村洋太郎著

【今日の出来事】
 みなさん、こんばんは。昨日から韓国の釜山に仕事で来ております。韓国料理は
 おいしいですね。

 昨日は焼き肉で舌鼓を打ちました。デジカルビ最高です。
 

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 韓国の出張楽しめているので「よかった」

【本の紹介】
  (221)  危険学のすすめ 畑村洋太郎著 講談社
危険学のすすめ危険学のすすめ
畑村 洋太郎

講談社 2006-07-26
売り上げランキング : 81754

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 【本の構成】
  はじめに
  第1章 「失敗学」から「危険学」へ 
  第2章 「プロジェクト」発足 
  第3章 ドアプロジェクトの手法
  第4章 実験でわかった真相Ⅰ 
  第5章 技術の系譜 
  第6章 実験でわかった真相Ⅱ 
  第7章 「勝手連事故調」の勝利 
  第8章 その後のドアプロジェクト
  第9章 「危険学」をどう生かすか

  あとがき
  付章  実験の詳しい解説

  という構成となっている。

 【キーワード】
   危険学とは?

 【くまの感想】
   「失敗学のすすめ」で有名な畑村洋太郎さんの書く、危険学のすすめ。
   これは、面白いというか、ケアをすることが大切であり、日本は事故も
   あるけれど真摯に受け止めていることはすごいと思う。

   ■引用メモ■
    失敗を正面から扱ったこの考え方は、私が予想していた以上に広く
    世間に受け入れられた。「失敗学のすすめ」(2000年11月 講談社刊)
    を出版してからは、それまでは考えられなかった形で、失敗にあえて
    注目するような動きが社会のあちこちで出てきた。「失敗学」の提唱者
    として、これほど喜ばしいことはない。

    → まさに著者の意図が伝わる言葉である。

   ■引用メモ■
    危険を教えない教育を続けているかぎり、危険回避の能力を養う
    ことはできない。どこにどのような危険があるかも知らないから、何
    をすればどのようなことが起こるという予測や予知の能力も身につける
    ことができない。それどころか、自分自身の力で何かを行ったり、
    新しいものをつくり出すこともできなくなってしまうだろう。

    → これは大事な考え方だ。肝に銘じたい。

   ■引用メモ■
    もっといえば、事故は管理を行っていた者やメーカーのせいと考える
    のナンセンスではないだろうか。「誰かの責任」という考え方をした
    ところで、本当の意味での解決にはならない。社会全体がものの
    見方を変え、どこにどのような危険があるかを見て、どのようにしたら
    安全をつくることができるかを考えないことには同様の事故を防ぐ
    ことはできない。まして子どもたちの危険回避の能力を養うことなど
    できないだろう。

    → なるほど。子どもたちの危険回避能力というところは興味深い。

  やはり、危険学 これも重要なテーマであると思う。そして、これは
  日本だからできることなのかもしれない。

 
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!


 

0 件のコメント: