【今日の出来事】
本日3冊目のご紹介は、伊集院静さんのデビュー作。
【本の紹介】
(202) 乳房 伊集院静著 講談社
乳房 (講談社文庫) 伊集院 静 久世 光彦 講談社 1993-09-03 売り上げランキング : 185842 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
くらげ
乳房
残塁
桃の宵橋
クレープ
不良の文学、または作家の死 伊集院静と松井邦雄 久世光彦
という構成となっている。
【キーワード】
伊集院静さんの作品 【くまの感想】
久々に小説を読んだ。
物語は、フィクションかノンフィクションなのか?それはあまり
関係のないことである。
その人が、どう感じるか、どう入っていくか?
そこに小説の面白さがあるのではないだろうか?
読みながらふとそんなことを考えてみた。
■引用メモ■
私は弟の面影が見える海月はありはしないかと、
ひとつひとつを観察した。
波が出て来たのか、ぺちゃぺちゃと船べりを叩く
水の音が聞え出した。
ボートと小屋の見える浜との間に、月が帯のように
水面に落ちて、湾を横切っていた。海月たちは、
その月明りをめざして泳いでいるように見えた。
⇒ 作品のストーリとは関係のないかのような描写
にふと心がいってしまう。小説とはこのような
面白さがある。
そして、著者の文章のうまさを感じる。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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