2010年10月17日日曜日

読書(325)★★★ 東京裁判「パル判決書」の真実 太平洋戦争研究会

【今日の出来事】
 みなさん。こんにちは。今日の関西は「秋晴れ」気持ちがいいです。
 午前中は「ららぽーと甲子園」に行って来ました。クライマックスシリーズが
 あるので阪神ファンと沢山出会いました。

 午後からは少しゆっくりこれから図書館にでも行こうと思っています。
 その前に書評を書いています。

 秋は好きです。食べすぎ⇒太りすぎに注意ですが・・・。


『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ まさに秋晴れ、清々しい気持ちになれて「よかった」

【本の紹介】
 (325) 東京裁判「パル判決書」の真実 太平洋戦争研究会 PHP
       
東京裁判・「パル判決書」の真実―なぜ日本無罪を主張したのか東京裁判・「パル判決書」の真実―なぜ日本無罪を主張したのか
太平洋戦争研究会

PHP研究所 2006-12
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 【本の構成】
  はじめに
  第1章  「平和にたいする罪」では裁けない
  第2章  パル判事は張作霖爆殺事件をどう見たか
  第3章  パル判事は柳条湖事件をどう断じたか
  第4章  満州事変は日本の自衛戦争だったか?
  第5章  「陸軍は国民の政党」であったか?
  第6章  満州国建国は手のこんだ政治的狂言
  第7章  日本の「北支分治政策」をめぐる攻防
  第8章  日中戦争とアメリカ
  第9章  太平洋戦争の始まり
  第10章 通例の戦争犯罪
  終章   「今次の戦争はまさに日本という国の戦いだった」  

  という構成となっている。  

 【キーワード】
  東京裁判
  パル判決書

 【くまの感想】
  著書は、これまで読んだものと比較し、一歩下がった視点でより客観的に
  分析・考察している印象を持った。
 
  しかし、内容はこれまでのものと同じ理解。
  ただパル判事の主張は、すべて日本無罪では決してないというところも
  記載があるというところに興味深い点があった。

  ■引用メモ■
  東京裁判が罪として裁いた三種類。

  イ. 平和にたいする罪 すなわち、宣戦を布告せるまたは布告せざる
     侵略戦争、もしくは国際法、条約、協定または誓約に違反せる
     戦争の計画、準備、開始、または実行、もしくは右諸行為のいずれ
     かを達成するための共通の計画または共同謀議への参加。

  ロ. 通例の戦争犯罪 すなわち、戦争法規または戦争慣例の違反。

  ハ. 人道にたいする罪 すなわち、戦前または戦中為されたる殺戮
     殲滅、奴隷的虐使、追放その他の非人道的行為、もしくは犯行地
     の国内法違反たると否とを問わず本裁判所の管轄に属する犯罪
     の遂行としてまたはこれに関連してなされたる政治的または人種的
     理由にもとづく迫害行為

  上記 イ.をA級戦犯、ロはB級戦犯、ハ.はC級戦犯となる。

  この罪が、東京裁判という形で、下され、その判断が正当であったかどうか
  を検証しており、パル判事の残したものは参考になり、比較対象となって
  いる。

  ところどころに当時の写真が掲載されており、現実味を帯びながら日本の
  当時の歴史を書いている。そして、パル判事が分析した内容との照合を
  行っているところは興味深いところであった。
  
 【くまのアクション もしくは 想い】 
  今回パール博士に関する本をいくつか読み、大変勉強となるところがあった。
  現在も、周辺国との色々な問題などが続く中、日本としてどうゆう立場を取るべき
  なのかということも勉強していきたい。

 出会えた本に感謝。

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いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

2 件のコメント:

みーやん さんのコメント...

ブログ表示変更して見やすくなりましたね。(^^)

読書のすばらしさを伝えたい。 さんのコメント...

みーやんさんへ
 ありがとうございます。
 色々苦心して作ってみました。