2010年10月21日木曜日

読書(330)★★★★★ 念ずれば花ひらく 坂村真民著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、坂村真民(しんみん)さんの著書から。

【本の紹介】
 (330) 念ずれば花ひらく 坂村真民著 柏樹社
      
念ずれば花ひらく念ずれば花ひらく
坂村 真民

柏樹社 1979-05
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 【本の構成】
  一章 念ずれば花ひらく
  二章 めぐりあいのふしぎ
  三章 二度とない人生だから
  四章 真実の自己を求めて
  五章 詩一筋に生きて
  あとがき

  という構成となっている。


 【キーワード】
  坂村真民(しんみん)
  詩

 【くまの感想】
  FACEBOOKで見かけたいい言葉。それは偶然の出会いであった。
  書道をめざしておられる人がいい言葉を書いている。そして、その言葉が
  坂村真民(しんみん)さんであることを知った。
 
  1979年に初版かかれて、今も古さを感じず、温かみがある詩だと感じる。

  なぜそんな詩を書いたのか?
  解説があり、またさらに伝わってくるものがある。

  是非垣間見てください。

  ■引用メモ■
  著者の母の一生も多事多難の連続であった。
  「念ずれば花ひらく」
  これは、そうした母の念仏といってよい自己激励のことばであり、また
  遺言どおり五人の子たちを育てあげようとする悲願の念であったであろう。

  ⇒ 深みがある。

  ■引用メモ■
  人間というものは、幼いときに親に食べさせてもらったものが、いちばん
  なつかしいのである。ことに年をとると郷愁のように、幼いときに口にした
  ものがなつかしい。そうしたことを思うと、給食や食事施設の完備した
  学校になった今日の子どもは、幸せかもしれないが、一方では母親との
  つながりのうすくなってゆくことの不幸を歎かずにおられない。

  ⇒ 私は、「マドレーヌ」 今は亡き母がよく作ってくれていた。
     ケーキ屋で見かけると必ず買ってしまう。

  ■引用メモ■
  思えば真の出会いというものは自己を変え、世界を変えるのである。わたしの
  詩に、

  母からは骨肉を貰い
  先生からは
  仏心を頂いた
  ああ
  この二つの
  大きな恩恵よ
 
  というのがある。

  ⇒ まさに共感。真の出会い 増やしたいものである。

  ■引用メモ■
  二度とない人生だから
  一輪の花にも
  無限の愛を
  そそいでゆこう
  一羽の鳥の声にも
  無心の耳を
  かたむけてゆこう

  わたしは人釈尊が好きだから、花にひかれ、花から多くのことを
  学んできた。またわたしは酉年生れだから、鳥が好きであり、
  鳥から多くのことを教えられてきた。だからこのような詩が生れて
  きたものと思う。

  ⇒ 意味深い気がしてならない。なぜか、そう思う。

  ■引用メモ■
  一字一輪

  字は一字でいい
  一字にこもる
  
  力を知れ
 
  花は一輪でいい
  一輪にこもる
  命を知れ

  ⇒ 深すぎる。好きな言葉だ。今の世の中で忘れかけたものがあると
     問いかけてくれているような気になるのは私だけであろうか?

  ■引用メモ■
  すべては出会いである
  川も出会いの喜びに
  音をたてて流れてゆく
  その川のべに立っていると
  わたしは師にめぐりあった喜びを
  川と共に語りたくなる

  ⇒ これもいいと思いませんか? なんだか謙虚な気持ちになれるものです。

  ■引用メモ■
  念ずれば花ひらく
  苦しいとき
  母がいつも口にしていた
  この言葉を
  わたしもいつのころからか
  となえるようになった
  そうしてそのたび
  わたしの花がふしぎと
  ひとつひとつ
  ひらいていった

  ⇒ 究極の師 母 まさに肉体をさずかり、その愛は無限の力となる。
     これも好きな詩だ。

  なんだか、パワーをいただいた気分となる爽快な本であった。  


 【くまのアクション もしくは 想い】 
  詩もいいものだ。
  いろんなことを考え、想いたくなる。


 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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