みなさんこんばんは。
5/20~5/27の長い海外出張を終え、先ほど自宅に戻りました。
なんやかんやいっても疲れました。
明日・明後日はゆっくり休みたいと思っています。
『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 海外出張、今回も色々な経験ができて「よかった」
【本の紹介】
(137) 幕末 司馬遼太郎著 文春文庫
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【本の構成】
桜田門外の変
奇妙なり八郎
花屋町の襲撃
猿ヶ辻の血闘
冷泉斬り
祇園噺子
土佐の夜雨
逃げの小五郎
死んでも死なぬ
彰義隊胸算用
浪華城焼打
最後の攘夷志士
あとがき
解説 桶谷秀昭
という構成となっている。
【キーワード】
幕末
暗殺
【くまの感想】
司馬遼太郎さんだから書けるこの作品。
いろんな暗殺の現場を小説風に描ける。このような文章を書ける人は
今いるのだろうか?
少しさびしい気もする。
■引用メモ■
とにかく井伊の弾圧には、政見というものはない。多少根拠のある妄想
からきている。かれは水戸斉昭の政治的容喙(ようかい)をきらい、憎悪し、
ついには斉昭に幕政乗取りの大陰謀ありと見、水戸支持の公卿、諸侯、
志士をその陰謀加担者とみて弾圧した。いわば一徳川家の家政の私的な
問題を、国家の問題として、これだけの大事をひきおこし、なおおこしつつ
ある人物である。
→ そのあとのコメントとして、もはやその人物を殺す以外に彼の暴走を
停止させる手がないであろう。
そして、著者 司馬遼太郎さんのあとがきのコメントが印象的であった。
■引用メモ■
暗殺だけは、きらいだ。
と云い云い、ちょうど一年、数百枚にわたって書いてしまった。
⇒ やっぱり偉大な人なのである。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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