2011年5月14日土曜日

読書(120)★★★ リスク 神々への反逆 ピーター・バーンスタイン著

【今日の出来事】
  本日2冊目のご紹介は、「リスク」の話
 
【本の紹介】
  (120) リスク 神々への反逆 ピーター・バーンスタイン著 青山護 訳
       
リスク―神々への反逆リスク―神々への反逆
ピーター・L. バーンスタイン Peter L. Bernstein

日本経済新聞社 1998-08
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 【本の構成】
  日本語版に寄せて
  謝辞
  はじめに
    1200年以前 始まり
  第1章 ギリシャの風とサイコロの役割 
  第2章 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと同じくらい簡単

    1200~1700年 数々の注目すべき事実
  第3章 ルネッサンスの賭博師 
  第4章 フレンチ・コネクション
  第5章 驚くべき人物の驚くべき考え

    1700~1900年 限りなき計測
  第6章 人間の本質についての考察
  第7章 事実上の確実性を求めて
  第8章 非合理の超法則
  第9章 壊れた脳を持つ男
  第10章 サヤエンドウと危険
  第11章 至福の構造

    1900~1960年 曖昧性の塊りと正確性の追求
  第12章 無知についての尺度
  第13章 根本的に異なる概念
  第14章 カロリー以外はすべて計測した男
  第15章 とある株式仲買人の不思議なケース

    未来へ 不確実性の探求
  第16章 不変性の失敗
  第17章 理論自警団
  第18章 別の賭けの素晴らしい仕組み
  第19章 野生の待ち伏せ

  訳者あとがき
  注
  参考文献
  人名索引
  事項索引

  という構成となっている。

 【キーワード】
  リスクとは?   

 【くまの感想】
  日常一般に使われる「リスク」それは90%くらいの人達が、危険となる
  項目をイメージしていることだろう。

  この本を読むとそのこと以外に意味することが少しずつわかる。

  しかし、長い、455ページを読みきるには、体力がいる。

  ■引用メモ■
   「リスク(risk)」という言葉は、イタリア語のrisicareという言葉に由来する。
   この言葉は「勇気を持って試みる」という意味を持っている。この観点
   からすると、リスクは運命というよりは選択を意味している。われわれが
   勇気を持ってとる行動は、われわれがどれほど自由に選択を行えるかに
   依存しており、それはリスクの物語のすべてでもある。この物語こそ
   リスクが人類にとって持つ意味を明らかにしてくれる。

   ⇒ 選択をするということ。そこにポイントがあるのである。

     

 【著者からのおすすめ本 本つながり】
   
ゲームの理論と経済行動〈1〉 (ちくま学芸文庫)ゲームの理論と経済行動〈1〉 (ちくま学芸文庫)
J.フォン ノイマン O. モルゲンシュテルン John Von Neumann

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 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

1 件のコメント:

風竜胆 さんのコメント...

これは興味深い本ですね。
リスクと言う言葉は、色々なところで使われていますが、使われている分野によって、少し定義がずれているようです。

ノイマンの「ゲームの理論と経済行動」は、いつかは読んでみたいと思いながら、なかなか手が回らないでいます。