2010年12月31日金曜日

読書(410)★★★ 反撃カルチャー 雨宮処凛著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。早いもので2010年大晦日となりました。紅白歌合戦を
 見ながらこのブログを書いております。

 今年は、妻の尿管結石、自分の転勤、年末の中国・台湾の出張の衝撃。
 
 来年は、中国・台湾の人たちとコミュニケーションをするためにまずは
 英会話を徹底的にしたいと思っています。

 そして、読書はいよいよ電子書籍を取り入れて500冊にチャレンジしてみようと
 思います。


『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今年も色々あったけれど、終わってみれば「よかった」

【本の紹介】
 (410) 反撃カルチャー 雨宮処凛著 角川学芸出版
     
反撃カルチャー  プレカリアートの豊かな世界反撃カルチャー プレカリアートの豊かな世界
雨宮 処凛

角川学芸出版 2010-06-24
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 【本の構成】
  まえがき
  第0章  反撃を開始する!
  第1章  九〇年代「だめ連」に学ぶ
  第2章  日韓メディアアクティビスト連帯とG8洞爺湖サミットへの
         対抗運動から生れたもの
  第3章  韓国「考試院」放火事件と「麻生邸見学ツアー」と秋葉原事件
  第4章  サウンドデモという文化運動
  第5章  年越し派遣村、可視化された日本の「貧困」
  第6章  格差社会が生む「文化の貧困」
  第7章  奪われた「場」を奪還せよ!
  第8章  政治と芸術と「貧乏ゆすり」
  第9章  〇九年、怒涛のメーデー週間!!
  第10章 「変態」「文化左翼」とゴス、カルチャージャミング、地下部室、
         その他もろもろ
  第11章 「届かない言葉」と、今語る秋葉原事件
  第12章 「オンナ」が生きて働いて考えて活動するということ
  第13章 四年以上「ホームレス」だった派遣村・元村民の彼
  第14章 遂に登場、「キャバクラユニオン」!
  終章   豊かな貧困へ!
  あとがき

  という構成となっている。

 【キーワード】
  プレカリアートとは?

 【くまの感想】
  不思議な世界だ。でも実在する。おきていることは正しい、原因があって
  結果がある。少し驚きの世界である。

  ■引用メモ■
   プレカリアート、それはイタリア語の「プレカリオ」(Precario=不安定な)
   とプロレタリアートを足した造語。〇三年、イタリアの路上に「落書き」
   として発見された言葉だ。定義としては「新自由主義のもと、不安定さ
   を強いられる人々」。日本で言うところのフリーターや派遣、ニート、
   或いは長時間労働で死にそうな正社員、失業者、零細自営業者、
   働けない人などを指す。リクルートに名付けられた「自由でいたい若者」
   的な「フリーター」という言葉でもなく、差別語のような「ニート」でもなく
   こちら側から獲得した言葉である「プレカリアート」もちろん、個人の
   物書きである私のような人間も、紛れもないプレカリアートだ。

   ⇒ この本は、最初のこの定義につきるのではないだろうか?
      
  日本でみられる社会現象。いいのか?わるいのか?いやそれとも
  本当の自由を求めているのか?

  そこには決まりがないのかもしれない。

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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