2010年4月24日土曜日

読書(128)☆☆☆ 身体の文学史 養老孟司著

【今日の出来事】
 皆さんこんばんは。今明石の自宅に帰ってきました。帰りの新幹線で、いつも本をお借りして
 いる上司にばったり会いました。これも何かの引き寄せの力だろうか?
 新大阪から明石まで新快速にのって、色々話をしながら帰ってきました。
 
 おもしろい上司で、趣味のコイン(紀元前のものを集めておられる)を見せてくれて
 そのロマンを語ってくださいました。

 おもろかったです。ツイてます。
 

【本の紹介】
 (128) 身体の文学史 養老孟司著 新潮選書
      

 【本の構成】
  身体の文学史
  芥川とその時代
  心理主義
  文学と倫理
  身体と実在
  自然と文学
  深沢七郎ときだ・みのる
  戦場の身体
  太陽と鐵(てつ)
  表現としての身体
  表現とは何か
  新潮文庫版への解説
  加藤典洋氏との対談

  という構成でなっている。

 【キーワード】
  まさに身体の文学史

 【印象に残ったところ】
  少しこれまで読んできたものとジャンルが違うものにトライ。著者は有名ですよね。
  著者はかなり、本を読んでおられる。

  印象に残った一文

  「個人とは、具体的には、心と身体という二重性によって成立する。これほど当然な
   ことはない。しかし、この国では、これはけして当然ではない。江戸つまり近世以降
   の日本では、「個」は心によってのみ、成立することになった。」

  ⇒なんだか難しいけれど納得してしまう。

  表現とはなにかから
  「世界は表現だといっていい。われわれはその世界を読み取る。表現とは、相手にその
   意図があろうとなかろうと、受け取る側からすれば、知覚系から脳への入力なのである。
   脳はその入力を処理し、最終的にはことばや行動として出力する。その意味で、脳は
   入出力装置である。」
 
  ⇒流石、養老さんらしい表現。

  たまにはこうゆうような抽象的というか、概念的な本を読むのもいいものだ。
  いつも読むと少しこんがらがりそうだけれど・・・笑。

  
 【くまのアクション】 
  たまに抽象的な本を読んでみよう。そして何かを感じとってみよう。

 出会えた本に感謝。

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