人間の叡智 (文春新書 869) 佐藤 優 文藝春秋 2012-07-20 売り上げランキング : 14498 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに
第1章 なぜあなたの仕事はつらいのか
第2章 今、世界はどうなっているのか
第3章 ハルマゲドンを信じている人々
第4章 国体、資本論、エリート
第5章 橋下徹はファシストか
第6章 いかに叡智に近づくか
という構成となっている。
【キーワード】
人間の叡智とは?
【くまの感想】
【くまの感想】
この本は前から気になっていたのだ。ついに手に取ることが
できた。
著者すごい読書家、尊敬できる人なのだ。
そこからどんな話になるのだろうか?
楽しみながら読むことができた。
何派と分類することは今の私にはできないが、辛口であるが
同感することが多い。
■引用メモ■
いま、われわれは国家を空気のように感じていて、国家は
必ず存在するものであり、国家がない生活は考えられない
と思っています。けれども、本当はそうではない。社会と
国家は違うということをまずおさえておくことが大事です。
⇒ このコメントは深いと思いませんか?
■なるほどメモ■
いま深刻な問題は、中国が急速に世界帝国として形成
されようとしているかに見えるのに、何を目的とした世界
帝国なのかわからないことだと思います。何らかの既成
のパターンにはまる法則性があるのならまだしも、中国
人自身もよくわからないし、観察者もわからないという状態
になっている。
⇒ この表現は上手に思える。なるほどなのだ。
■なるほどメモ■
そもそも民主主義について考えた場合、国民一人ひとり
が常に政治に関心をもっている体制は、いい体制では
ないのです。それでは生産活動が疎かになってしまう
からです。
⇒ 今の日本は、マスコミの誘導がある影響もあるが、
よくないのではないだろうか?
■そうだと思うメモ■
日本が元気に立ち直るためには、日本人一人ひとりが
言葉の使い方を変えて、国民を統合する物語をつくり
だすしかないのです。そして、目に見えないものに想い
をはせる。それが叡智に近づく唯一の道だと思うのです。
⇒ 日本人の一人として、肝に銘じ頑張っていきたい
ものである。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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