「通貨」はこれからどうなるのか (PHPビジネス新書) 浜 矩子 PHP研究所 2012-04-19 売り上げランキング : 114428 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに
第1章 「答えの見えない」時代への不安
通貨、経済についてのあらゆる疑問を斬る
1 黄昏の中の風景
2 日本経済への不安に対する「8つの疑問」
第2章 21世紀的解答としての「地域通貨」
集約から分散の時代へ
1 人々は、経済危機を地域通貨で乗り越えようとしてきた
2 「通貨の未来像」が世界を活性化させる
第3章 分裂していくヨーロッパ
ユーロに何が起こっているのか?
1 ユーロというテーマパークのはかなき夢
2 「宿命」としてのギリシャ危機
3 揺れる欧州。そしてドイツの憂鬱
4 ユーロ圏の苦難から何を学ぶか?
第4章 「1ドル50円時代」に向かう日米関係
中心を失いつつあるグローバル経済はどこへ行く?
1 凋落するアメリカ経済に未来はあるのか?
2 無理に背伸びを続けてきたドル
3 日本と円が握る「ドルの未来」
4 「1ドル50円」時代の日本とは?
第5章 日本を苦しめる「財政問題」というくびき
未来に進むために今、やるべきこと
1 デフォルト発生!その時、日本は?
2 時代遅れになった財政システムを叩き壊す
3 デフレ解消への道はいずこに?
終章 「通貨の黄昏」のその先に
「円高・円安に振り回される」ことのない経済へ
という構成となっている。
【キーワード】
通貨の未来とは?
【くまの感想】
通過について教えてくれるこの本はとっても勉強となる。
基軸通貨としてのドルの存在はいつまでなのか?
1ドル50円の世界ってどんな世界なのか?日本は大丈夫なのか?
いろいろ教えてくれるので楽しくてしかたがない。
円の役割は世界的にはどうあるべきなのか?
今、日本はアベノミクスで円安になっていると喜んでいる風潮が
みられる。
この本を読むと、それは一時的な現象なのではないか?
という考えを持つことができる。
理論にかなった方向に進むべきと考えるのが妥当だからだ。
■参考メモ■
彼の行った経済政策であるレーガノミクスは、市場原理や
民間活力を重視した経済復興計画として、当初は大きな
成功を収めたかのように宣伝された。だが、その実態は
大規模な財政資金投入と大幅減税を軸にしていた。要は
ばらまき型の需要喚起政策にすぎなかったのである。
⇒ アベノミクス、大丈夫かな? 詳細は分析を進めたい。
たかが通貨、されど通貨。
この現象から読み解く理解や分析は、重要であることがよくわかった。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
0 件のコメント:
コメントを投稿