2013年1月26日土曜日

読書(23/365)★★★ 日本大転換 出井伸之著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、ソニーの出井さんの著書。

【本の紹介】
(23/365) 日本大転換 出井伸之著

日本大転換―あなたから変わるこれからの10年 (幻冬舎新書)日本大転換―あなたから変わるこれからの10年 (幻冬舎新書)
出井 伸之

幻冬舎  2009-09
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【本の構成】
  はじめに  時代は大転換期にある

  第一章  変転する世界の中で
  第二章  日本大改造論
  第三章  日本再発見
  第四章  個の発想が社会を変える
  
  おわりに
  主な参考文献

  という構成となっている。

【キーワード】
  出井伸之さん
  日本大転換とは?

【くまの感想】
  日本を想う先輩は沢山いる。

  世界観を持ち、日本がどんな状況にあり、どうすればいいのか?
  そんなきっかけを教えてくれる。
  
  そして、2009年での最新情報が沢山書かれており
  好奇心があふれ出ているところがすごい。

  ■引用メモ■
   それには日本が世界から信頼される国になる必要がある。
   そのために日本が目指すべき方向性として、私は
   「平和国家」「環境国家」「文化国家」の三つを挙げたい。
   この三つの要素を維持、発展させることこそ、日本が世界
   に示しうる価値だと思う。

   ⇒ 意外とシンプルだ。

  ■引用メモ■
   2000年度の国連「人間開発白書」によれば、1日1ドル以下
   で生活する絶対的貧困層は、1995年の10億人から12億人
   に増加している。また、1日2ドル未満で暮らしている人が
   30億人にも及んでいる。30億人とは、すなわち世界人口の
   約半分を占めていることになる。

   ⇒ これは驚きの事実ではないだろうか?世界人口の半分が
     1日2ドル未満で暮らしているなんて。

  ■同感メモ■
   日本を変えるには、まず日本を知る必要がある。
   前述したように、日本は「オーバースペックの国」に
   なっているのではないか。つまりは過剰性能だ。利用者に
   とって不要な機能までてんこ盛りになっている機器や装置
   があふれている。携帯電話を買うと、その取扱い説明書
   の厚さにうんざりした経験は誰しもあるに違いない。

   ⇒ 最後の2行は変わりつつある。iPhone/iPadはそうで
      ないからだ。でも日本の製品は確かに「?」だ。
  
  ■驚きメモ■
   たとえば、今、同じお金をかけてつくる商品として、1000万台
   のテレビと、25本の映画なら、どちらを選ぶべきだろうか。
   日本の企業はこれまで1000万台のテレビの方を選んできた。
   20世紀はそれが正解だった。しかし、現代の経済システム
   の中では、25本の映画を選択する方が正解だ。
   25本つくってそのうちの何本かが世界的ヒットを飛ばした方が
   明らかに多くの利益を生むことになる。数本のヒットが出れば
   地球の人口の半分に当たる30億人が見るだろう。映画の
   波及力は、テレビ1000万台に勝るのだ。さらにユーチューブ
   の世界となれば飛躍的な波及力を持つだろう。

   ⇒ 少し長文となったが驚きと納得であったのでメモをした。

  これからの日本、世界は分けて考えなくともいいのかもしれない。
  その境界線とは何だろうか?


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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