本日2冊目のご紹介は、ソニーの出井さんの著書。
【本の紹介】
(23/365) 日本大転換 出井伸之著
日本大転換―あなたから変わるこれからの10年 (幻冬舎新書) 出井 伸之 幻冬舎 2009-09 売り上げランキング : 365928 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに 時代は大転換期にある
第一章 変転する世界の中で
第二章 日本大改造論
第三章 日本再発見
第四章 個の発想が社会を変える
おわりに
主な参考文献
という構成となっている。
【キーワード】
出井伸之さん
日本大転換とは?
【くまの感想】
日本を想う先輩は沢山いる。
世界観を持ち、日本がどんな状況にあり、どうすればいいのか?
そんなきっかけを教えてくれる。
そして、2009年での最新情報が沢山書かれており
好奇心があふれ出ているところがすごい。
■引用メモ■
それには日本が世界から信頼される国になる必要がある。
そのために日本が目指すべき方向性として、私は
「平和国家」「環境国家」「文化国家」の三つを挙げたい。
この三つの要素を維持、発展させることこそ、日本が世界
に示しうる価値だと思う。
⇒ 意外とシンプルだ。
■引用メモ■
2000年度の国連「人間開発白書」によれば、1日1ドル以下
で生活する絶対的貧困層は、1995年の10億人から12億人
に増加している。また、1日2ドル未満で暮らしている人が
30億人にも及んでいる。30億人とは、すなわち世界人口の
約半分を占めていることになる。
⇒ これは驚きの事実ではないだろうか?世界人口の半分が
1日2ドル未満で暮らしているなんて。
■同感メモ■
日本を変えるには、まず日本を知る必要がある。
前述したように、日本は「オーバースペックの国」に
なっているのではないか。つまりは過剰性能だ。利用者に
とって不要な機能までてんこ盛りになっている機器や装置
があふれている。携帯電話を買うと、その取扱い説明書
の厚さにうんざりした経験は誰しもあるに違いない。
⇒ 最後の2行は変わりつつある。iPhone/iPadはそうで
ないからだ。でも日本の製品は確かに「?」だ。
■驚きメモ■
たとえば、今、同じお金をかけてつくる商品として、1000万台
のテレビと、25本の映画なら、どちらを選ぶべきだろうか。
日本の企業はこれまで1000万台のテレビの方を選んできた。
20世紀はそれが正解だった。しかし、現代の経済システム
の中では、25本の映画を選択する方が正解だ。
25本つくってそのうちの何本かが世界的ヒットを飛ばした方が
明らかに多くの利益を生むことになる。数本のヒットが出れば
地球の人口の半分に当たる30億人が見るだろう。映画の
波及力は、テレビ1000万台に勝るのだ。さらにユーチューブ
の世界となれば飛躍的な波及力を持つだろう。
⇒ 少し長文となったが驚きと納得であったのでメモをした。
これからの日本、世界は分けて考えなくともいいのかもしれない。
その境界線とは何だろうか?
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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