2012年7月22日日曜日

読書(125/365)★★★ ビルマからの手紙 アウンサンスーチー著

【今日の出来事】
 みなさん。おはようございます。
  昨日の関東はとっても涼しかったですね。


  体調くずさないようにしないといけませんね。


  昨日は、長女(小5)の受験前の学校見学に行ってきました。
  私は生涯公立だったこともあり、私立の学校は豪華だと感じ
  ました。さて来年は受験戦争に本格的に突入します。



 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 土日 日本でリフレッシュできているので「よかった」






【本の紹介】
(125/365) ビルマからの手紙 アウンサンスーチー著 毎日新聞社


増補復刻版 ビルマからの手紙 1995~1996増補復刻版 ビルマからの手紙 1995~1996
アウンサンスーチー 土佐 桂子

毎日新聞社  2012-03-17
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【本の構成】
  ターマニャ山への道
  ターマニャ山にて
  孔雀と竜
  籠の外の若い鳥
  朝食の憂鬱
  ラングーンのクリスマス
  新年の覚書
  独立記念日のアニェイン
  経済政策覚書
  月と季節
  訪問の慣習
  家族の中の赤ちゃん
  休息なき日々
  連邦記念日の踊り  
  行事続きの週
  ちょっとした紹介
  特別の紹介
  「お茶にする」
  美と醜
  古い歌
  水かけ祭り
  フィッシーな話
  屋根の修繕
  雨に思うこと
  八年前
  異端者の生活
  友人
  七月
  週末の推理小説
  コミュニケーション
  獄死
  師
  定義の問題
  無法地帯
  悪役人
  奇妙な籠城
  不条理の連続
  賛辞
  無政府状態作戦
  息抜き
  普通の生活
  熾烈さ増す迫害


  あとがき
  「増補復刻版」について
  挿絵 ビルマ人画家

  という構成となっている。



【キーワード】
  ビルマ
  ミャンマー
  アウンサンスーチーさん


【くまの感想】
  まさに暗いトンネルを走り続けている。そして、いつか
  出るだろうと夢見ながら。


  そんな思いが伝わってくる。


  理不尽な国の基にある中で抵抗し続ける姿。
  1つの信念をいだき、歩み続ける姿。


  すごいものだ。


  ■ 引用メモ ■
  僧正の事業は信者たちの喜捨によって支えられている
  が、信者たちは、僧正が自分に与えられるすべてのもの
  を他人の利益のために用いようとしていることにひとかけ
  らの疑いもいだいていない。こうした奉仕の精神が、国中
  に広がることができたなら、どれほどすばらしいことだろう。


  ⇒ なんとなく著者の哲学、夢見ている姿を想像できる
   一文なのだ。


  ■ 引用メモ ■
   ビルマ人は、世界で最も手厚く人をもてなす国民のひとつ
   という評判をとっている。


   ⇒ 興味深い。以降、ビルマのもてなし方が書いてある
    が確かにすごい。急な客でももてなし、貴重な食べ物
    も分け合いおもてなしをするのだそうだ。しかも、泊り
    まで。今の日本ではないのではないか?


  ■ 引用メモ ■
   たしかに私は、赤ん坊の姿形もにおいも両方とも好き
   だが、赤ん坊の魅力は単なる肉体的属性を超えた
   ところにあるような気がする。新しく生まれた子供が
   両親や祖父母の心にこれほどまでの喜びを呼び起こす
   のは、1つの生命がまっさらの輝く石炭のように伸び
   広がり、いつの日かその上に人生の最も美しい散文
   や詩が書きこまれるようになるかもしれないという
   思いがあるからではなかろうか。赤ん坊の誕生は、
   未来に対する希望に満ちた夢を織る機会である。


   ⇒ 最後の機会は機械なのか?いやきっと機会で
   あっていると思う。この文章はとっても印象的に
   残った。著者ご本人のお人柄を表している感じがする。


  ■ 引用メモ ■
   名前を知られておらず、その犠牲も見過ごされてしまう
   普通の人々の勇気に匹敵するものはない。


   ⇒ いい言葉、思い。




  今、ミャンマーはどういう状況なのだろうか? あまり関心を
  寄せる機会が少なくなっている。とはいえ、たまにニュースで
  アウンサンスーチーさんが登場することがある。


  暗いトンネルを抜ける日がくることを祈りたい。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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