2010年6月27日日曜日

読書(198)☆☆☆☆ アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド携帯端末戦争のゆくえ 岡嶋裕史著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、今流行のiPadなども関係する クラウドの話

【本の紹介】
 (198) アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ
      岡嶋裕史著 光文社新書
      

 【本の構成】
  まえがき
  1章  クラウドとは
  2章  クラウドの古さと新しさと主要企業
  3章  マイクロソフトの戦略 ウィンドウズアズール
  4章  グーグルの戦略  グーグルアップエンジン
  5章  アップルの戦略 iTunes
  6章  クラウドでも出遅れた日本
  参考文献

  という構成でなっている。

 【キーワード】
  なんといってもクラウド
  アップル、グーグル、マイクロソフト

 【印象に残ったところ】
  私は、この手の話が大好きだ。だからとってもこの本は得るものが多かった。
  著者に感謝。
  とってもわかりやすく書いている。

  まさに今、アップル、グーグル、マイクロソフト 3大勢力の戦国時代となっている。
  これからどうなっていくのか?

  最近アップルがiPadを出した、そこにはどんな意味が?

  少し、そのヒントを教えてくれる。

  ■ グーグルで2回検索すると、コーヒー1杯分のお湯を沸かすのと同じだけCO2を発生させる
    と言われている。
    って知ってましたか?

    ⇒ P30の図7は私にとっては衝撃的な図だ。ベルギーにあるグーグルのデータセンター
      コンテナがむき出しに置かれ、すべて無人運転。おそろしいほどの数のサーバーが
      収納されているという。 故障しても修理をしない。壊れたものは破棄され、自動的に
      フレッシュな機器に動作が引き継がれるという。

    ⇒ この使い方少し怖い。

  ■ オンプレミス:タンス預金型, クラウド:銀行預金型
    ⇒ 分かりやすい説明だ。今までのパソコンのソフトは個々にOSが収納されており、まさに
      タンス預金(オンプレミス)、しかし、これからは、銀行の預金(クラウド)に変わりつつある
      という。しかし、銀行の預金は出したいときにお金が出せないときがある。まさにクラウドも
      その欠点を兼ね備えている。
    ⇒ そして、オンプレミスの形態をとってきたマイクロソフトは、クラウドとオンプレミックスを
       融合したモデルを提案しているという。

   ■ パソコンはかつて家であった。グーグルはパソコンを窓にしたい。窓から見える景色に
      すべてがあるから、家には何も置いておく必要がない、家すら必要でないかもしれない。
      と囁く。
    ⇒ グーグルが目指すところはまさに、そんな世界だという。Chromeは窓を意味する言葉
       のようだ。私もグーグルクロムを使用しているが、どう変貌していくのだろうか?

   ■ クラウドを指して「黒船」だと表現されているらしい。
      日本は幕末の時代のように取り残されているのだ。日本の携帯電話市場はガラパゴス
      と呼ばれる。閉鎖的な環境の中で、奇形的進化を遂げ、世界とあまりにも違うと批判
      されてきたという。
      ⇒ 奇形的進化をうまく世界に向けて発信できないものか?日本がんばりたい。

   この本は、今、パラダイムシフトしつつある、クラウドの形態 陣取り合戦の状況をよく
   把握できる本だ。大変参考になった。感謝!


 【くまのアクション】 
  時代に取り残されないようにするために、付いていきたい。「黒船来航」なんて言って
  驚いている場合ではないな。

 出会えた本に感謝。

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