【今日の出来事】
みなさんこんばんは。週もあわただしく始まっています。最近はなんとなく
ぐずついた調子が続いています。
『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 昨日体調が悪かったけれど、すぐ寝て回復できて「よかった」
【本の紹介】
(144) 峠 (上) 司馬遼太郎著 新潮文庫
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【本の構成】
越後の城下
十六文
横浜出陣
旅へ
ちりの壷
備中松山
庭前の松
という話の流れとなっている。
【キーワード】
河井継之助とは? 【くまの感想】
はっきり言って、あまり知らない名前であった。河井継之助さん。
知る人ぞ知る人なのだろうか?
気になり読んでみた。
幕末の時代を違う観点から眺めることができる。
そんな印象を持った。
司馬遼太郎さん独特の自然な流れで歴史を味わえる。
学問を究めるということが当時どのような位置づけで
あったのか?なども分析できるからおもしろい。
またところどころに、印象的な学びの文が登場する。
■引用メモ■
武門とは秩序美だというのである。武士とは秩序美の体現者
であり、それ以外に他の階級と区別されるものはない、というのだ。
たとえば忠義も武士の専売ではなく、商家の手代にも無類の
忠義者がいる。勇敢なことも武士だけのものではなく、江戸の火消し
などにもずいぶんと勇敢な者がいる。しかしそれらには秩序美が
ない。
⇒ なるほど、と思わせる言葉である。
■引用メモ■
日本における古来の学問といえばまず儒教である。儒教の目的は
身を修め、家を斉え、国家を治め、天下を平にするということであり、
いわば実用哲学である。かついま洋学といって日本人が興味をもち
はじめている分野も、兵器工学、軍事技術、航海術、医術などの
実利面にかぎられており、ファブルブランドが「学問をしたかった」という
そういういわばひま人のひまばなしのような学問は存在しなかったし、
そういう知識娯楽のようなものを学問とよぶことすら知らない。
⇒ 少し難しいが、学問がどのような変化を遂げているかを継之助が
分析・理解している途中の文章なのだ。深みがある。
引き続き、中 下 と向かいたいと思う。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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