2011年3月16日水曜日

読書(66)★★★ 墓は造らない 島田裕巳著

【今日の出来事】
  本日3冊目のご紹介は 墓の話。

【本の紹介】
  

  (66) 墓は造らない 島田裕巳著 大和書房
      
墓は、造らない 新しい「臨終の作法」墓は、造らない 新しい「臨終の作法」
島田裕巳

大和書房 2011-02-23
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 【本の構成】
  はじめに  墓をめぐるさまざまな問題
  序章    問題は葬式よりも「墓」
  第1章   なぜ、「墓」は高額になったのか?
  第2章   「墓」が面倒なものになってきた理由
  第3章   日本人の「墓」をめぐる信仰
  第4章   火葬するから「墓」が要る
  第5章   「墓」を造らない方法
  第6章   エゴ葬からエコ葬へ
  第7章   「墓」を造らない社会に向けて
  おわりに  無常観に立ち戻る

  という構成となっている。

 【キーワード】
  墓を造るということの意味

 【くまの感想】
  続けて、墓の話題である。これも何気なく先祖から受け継いでいる。
  墓の存在。自分が死んだ時に前もって作成している人もいるくらいだ。
  先祖代々 遺骨があるお墓、その存在意義を考えさせられる本なので
  ある。

  著者は、墓が必要になった大きな理由の1つとして、「土葬」から「火葬」
  になったことにあるという。

  なるほど。土葬であれば土に埋める、印は付けるのだろうが今みたいな
  墓にはならない。

  「石原裕次郎さんの海に遺骨を」
  「千の風になって」

  などなど、遺骨は必ずしも、お墓にはなくてもいいのだという認識がされる
  ようになってきている。

  どこかの地域か忘れたが、なくなった遺骨を食べる習慣があるところも
  あるという。自分の身にしみこませるのだろう。

  そして、今堂々と立っている墓、都会の墓などはとてつもない値をつけている
  これも考え直す必要がある問題なのだ。
  律儀に文化を継承する日本ではなかなか難しい問題なのかもしれないが、
  心のよりどころさえ、あれば、代替となりうるものが存在するのではないだろうか?

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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