2010年3月29日月曜日

読書(101)☆☆☆☆ 不透明な時代を見抜く「統計思考力」 神永正博著

【今日の出来事】
 皆さんこんにちは。
 今日は、仕事で明石⇔茂原@千葉県 の日帰り出張でした。遠ーーい。今帰ってきました。
 でも沢山本が読めてうれしい限りです。ツイてます。まだまだ沢山の本に出会いたいと思って
 います。

 本日は4冊の本のご紹介1冊目は、統計思考力

【本の紹介】
 (101) 不透明な時代を見抜く「統計思考力」 神永正博著 Discover
       


 【本の構成】
  はじめに
  第1章   基礎編 データを見る
   ① 生データを入手する
   ② データを図にする
   ③ 専門外のデータはこうして読もう
  第2章   中級編 データを読む
   ① 基本をおさえる 平均と分散
   ② 足したら出てくる正規分布
   ③ 一を聞いて十を知る 大数の法則
   ④ 分けて考えるべき分布
   ⑤ 因果関係と間違えるな 相関
  第3章   上級編 データを利用する
   ① 未来を予測する
   ② 思考を練磨する オープンコラボレーション
   ③ 自力で考えることの最大の敵
  
  統計・文献ガイド
  あとがき
  参考文献

  という構成でなっている。

 【キーワード】
  データの分析とその方法 
  統計思考力ってどうすること?

 【印象に残ったところ】
  まさにうれしい1冊! 私は理系ということもあり、仕事がら自然現象や物理現象に
  対して、様々データを採取して、それを分析することを日々行っている。
  だからうれしい。

  でも、この著書を読むと、いかにまだわかっていなかったか?ということがよくわかる。
  最近はエクセルなどで簡単に統計処理ができるので、特に思考を用いずに相関があるとか
  ないとか議論してしまう。

  よくないことだ。反省。

  著書は様々な例をとり、本当に正しい分析かどうか?吟味してくれている。

  例えば: 最近の大学生の読書時間の減少

  よく言われています。確かに私もそう思っていた。

  しかしデータをちゃんと見ると、1985年からずーと読書時間は減少の一途をたどっており
  その通過点でしかないことがわかる。インターネットの普及前後にもデータに変化がない。

  じゃぁ。なぜか?

  著者は一つの仮説として、「よく読んでいる層」以外に「ほとんど読んでいない層」が
  どんどん大学に入ってきているからだという。

  おもしろい仮説だ。

  また小泉政権でよく追求をされている。非正規雇用の問題。実は小泉政権のずーーと
  前からその非正規雇用の比率はうなぎのぼりだ。
  ⇒ えー。私は正直驚いた。マスコミは、このことを知らずに、そして追求する政治家は
    そんなことも把握せずに追及している。

  著者がおっしゃる、生データを自分でみて分析するべき

  というモットーを見習うべきだと再確認した。今ネットから色んなデータが閲覧できるらしい。
  なるほど。マスコミに踊らされず、政治家に踊らされず、真実を見ていくべきだ。

  といったことが、初級⇒中級⇒上級といった段階を経て説明してくれる著書はまさに
  必読だ。
  

 【くまのアクション】 
  生データを見て、社会現象を分析してみよう。マスコミや政治家のコメントに惑わされるな。
  

 出会えた本に感謝。

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