2012年5月27日日曜日

読書(99/365)★★★ 本気で言いたいことがある さだまさし著

【今日の出来事】


  本日の2冊目は、さだまさし さんの著書。


【本の紹介】
(99/365) 本気で言いたいことがある さだまさし著 新潮社


本気で言いたいことがある (新潮新書)本気で言いたいことがある (新潮新書)
さだ まさし

新潮社  2006-04-15
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【本の構成】
  はじめに  炭坑のカナリア


  第一部  生命(いのち)の行方
   第一章 「生命」は誰のものか?
   第二章 家族が壊れたのはなぜか?
   第三章 子育ては国育て


  第二部  心の在処(ありか)   第四章 神さまは本当にいますか?と聞かれたら
   第五章 教育とは何だろう?


  第三部  情の構造
   第六章 「惜しまない」から始めよう
   第七章 コミュニケーション不全への処方箋


  第四部  義の崩壊
   第八章 二束三文の正義
   第九章 想像力はどこへ行った?
   第十章 徴兵を許すのは誰か?


  第五部  時間の秘密
   第十一章 未来はどこへ続くか?

  という構成となっている。

【キーワード】
  さだまさしさん
本気で言いたいこととは?



【くまの感想】
  私は著者 さだまさしさんを勝手にイメージしていた。この本を
読むと全く異なるイメージに変わった。

かなり、刺激的な印象を受けた。

いい、悪いは置いておくことにしよう。

本気で語っている。

歌を聴いたならばその願いがあるのかもしれない。

■ 引用メモ ■
僕は、「炭坑のカナリア」でありたいと思っているんです。

⇒ これは読み進めていくと、刺激的な始まりであることが
わかる。

そして、こう続く

でも、いいんです。僕は、変だと思ったことをちゃんと
「変だ」と問題提議する勇気を失いたくないと思っている
し、悲しいかな、今はそういう耳が痛い唄を歌う人が少なく
なってしまった。だからこそ、自分がやれることを、という
気持ちがあります。

⇒ 耳が痛い唄 確かに最近そんな歌を聞くことが
なくなったような気がする。世直しの歌。今の社会が
どうだといったような歌だ。いいのか?悪いのか?は
全くわからないが・・・

■ 引用メモ ■
恩師は「お前たちが学校に勉強をしに来ると思っているから
学校が終わったら勉強が修了したと勘違いをする」と言い
だしました。
そしてこう続けたのです。「学校という場所は、勉強するため
の方法と手順を教わりに来る所なんだ。本当の勉強は、
学校が終わってから、一生をかけて自分のためにするもん
なんだぞ」と。

⇒ 恩師の言葉を書いておられるわけだが、なるほどと
思える一文なのだ。確かにその通りなのだ。今になってわかる
こともあるのだ。当時はそんなことは思ったことは全くなかった。

■ 引用メモ ■
今の日本は「義」を失っています。

⇒ 第八章にて書き出されれる「義」。これは大事な言葉だと
私も思った。確かに、最近「義」を重んじる人って見かけなく
なったような気がする。

「義」 元々「人間として正しい思い」という意味がある。

■ 引用メモ ■
ネイティブ・アメリカンのナバホ族に伝わる言葉に、こんな
ものがあります。
「地球環境は先祖から受け継いだものではなく、子孫から
借りているものである」
この言葉は海洋学者の奈須敬二さんの著作で知ったんですが、
眼から鱗が落ちるとはこのことかと思いました。

⇒ うーん。なるほど。うまいこといったものだ。確かにこう
考えるとアクションプランが変わってきそうだから不思議だ。
子孫から借りているもの。他にもたくさんあるな。


日々 歌からいろいろ伝えることを受け取っているが、さだまさしさんの
文章から受け取ることも興味深いものがたくさんあった。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

1 件のコメント:

みーやん さんのコメント...

いま使わなければ、子供たちが使うことができる。そんな感覚わかる気がします。
みーやんより