【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、名将 野村克也さんの著書から。
【本の紹介】
(20/365) 敵は我に在り 上巻 野村克也著 KKベストセラーズ
【本の構成】
<新装版>に寄せて
第1章 歩いた跡が道になる
第2章 情報を活かす
第3章 「守り」とは何か
第4章 リーダーの条件
第5章 敵は我に在り
第6章 生涯一捕手
あとがき
という構成となっている。
【キーワード】
野村克也さん 野球
【くまの感想】
名将 野村克也さんが語っている野球を題材とした手法。様々な
データ、確率、そして人間の心理を洞察、敏感な分析力
その研ぎ澄まされた感覚を少し教えてもらい面白い。
でも通常の人は、そこまでやると疲れるのだと思う。
それができる人とできない人。
そこには大きな「差」が生まれるのだろう。
まさに哲学なのだ。
■ 引用メモ ■
私は、平均して70~80パーセントの確率で、投手の球種を
予測できます。
⇒ このあとメジャーリーグの投手のクセはみあたらない話と
日本人の投手はクセが多い話がある。まさに神技だ。そこには
いろんなデータや一瞬で見極める分析観察力がないとできない。
■ 引用メモ ■
私もよくボヤキが出る。あとで反省することばかりです。ボヤク
のは理想と現実のギャップが大きいからです。つまり、希望が
あるからボヤクのだと思うのです。人間には理想があり、欲望
がある。しかし、現実はうまくゆかない。だから、歯がゆいのです。
ボヤキは、高いところへ登ろうとする意欲の変型でもあります。
⇒ これは面白いコメントだと思う。ボヤキには、負のイメージしか
正直なかった。理想と現実のギャップから現れるその要素。
おもしろい表現である。
■ 引用メモ ■
人それぞれが持っている長所は、ときとして短所にもなります。
たとえば、積極的に行動するタイプは猪突してしまう場合がある。
あれこれと周囲に気を配るタイプが優柔不断で失敗することも
珍しくありません。
⇒ このあと、野球での例が述べられているのですが、あー。
なるほど。と思ってしまう。長所と短所の相関関係 面白い
ものである。
■ 引用メモ ■
ただし、最後の勝負というようなときに使うのが「ツボ」の近く
にある「泣きどころ」です。
⇒ 打者の得意なコースのすぐ周囲のどこかに弱いところが
あるというのである。これは科学的には想像つかない。
ふぐの肝がおいしいのに似ているのか?面白いのだ。
また驚いたのは、野村さんはかなり本を読まれており、本から
いろんな感銘を受け、人生の経験と照らしあわせ、言葉にしている
ところだ。関心する。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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