2012年10月16日火曜日

読書(177/365)★★★★ 「超」入門 失敗の本質 鈴木博毅著

【今日の出来事】
 みなさんこんばんは。
 今週も珍しく日本での仕事となりました。

 日本で仕事をしているとこれまた変わった感じがするから不思議です。

 
 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 今週も日本での仕事 仕事を楽しむことができて「よかった」


【本の紹介】
(177/365)  「超」入門 失敗の本質 鈴木博毅著

「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
鈴木 博毅

ダイヤモンド社  2012-04-06
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【本の構成】

  序章  日本は「最大の失敗」から本当に学んだのか?
  第1章  なぜ「戦略」が曖昧なのか?
  第2章  なぜ、「日本的思考」は変化に対応できないのか?
  第3章  なぜ、「イノベーション」が生まれないのか?
  第4章  なぜ、「型の伝承」を優先してしまうのか?
  第5章  なぜ、「現場」を上手に活用できないのか?
  第6章  なぜ「真のリーダーシップ」が存在しないのか?
  第7章  なぜ、「集団の空気」に支配されるのか?
  おわりに

  という構成となっている。

【キーワード】
  失敗の本質とは?
  日本の戦略は?

【くまの感想】
  以前に有名な「失敗の本質」を読んだことがある。それをもとに
  わかりやすく書いてあるのが興味深い。また現代のビジネスの例を
  とっているのがさらにわかりやすい。

  日本の企業とアメリカの企業。

  戦略とは?何か?

  これは第2次世界大戦の戦略を分析することにより、わかることが
  あるというのだからすごい。

  確かに説得力があるのである。

  ■引用メモ■
   日本の組織で繰り返される失敗と「失敗の本質」が分析した
   日本軍の敗北。同様の事例が起きるたびに、「失敗の本質」
   には日本人論として重要な側面があることを、私たちは何度も
   思い知らされます。

   ⇒ まさに今、日本の企業が直面している問題ではないだろうか?
     欧米とアジア圏との差。過去の失敗から学ぶことは多いのでは
     ないだろうか?

  ■引用メモ■
   私たち日本人が「失敗の本質」を読んで最初に感じる点は、
   「日本軍の戦略があまりに曖昧だった」ということでしょう。

   ⇒ 私は特に最近中国や韓国に行って仕事をする機会が
    多くなり、日本人の曖昧さを痛感することが多くなりました。

  ■引用メモ■
   ステップ1: 戦場の勝敗を支配している「既存の指標」を発見する
   ステップ2: 敵が使いこなしている指標を「無効化する」
   ステップ3: 支配的だった指標を凌駕する「新たな指標」で戦う

   ⇒ これはこの本でしきりに主張しているポイントなのだ。
     イノベーションを創造する3つのステップ。これはとても
     重要なのだと思う。そしてアメリカはこの手法を戦争でも
     今のビジネスでも適用しているという。全くそのとおりだと
     思うのだ。

  何事も学ぶべきことなのだとつくづく感じさせられるのだ。
  

出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

『関連した本』
 
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
戸部 良一 寺本 義也 鎌田 伸一 杉之尾 孝生 村井 友秀 野中 郁次郎

中央公論社 1991-08
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