2012年9月5日水曜日

読書(156/365)★★★ マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室へようこそ」 小学館SAPIO編集部 編

【今日の出来事】
  本日2冊目のご紹介は、マイケル・サンデルさんの授業の手法を書いたもの。

【本の紹介】
(156/365) マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室へようこそ」 
            小学館SAPIO編集部 編

マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室」へようこそマイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室」へようこそ
SAPIO編集部

小学館  2011-03-02
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【本の構成】
  序に代えて 「ハーバード白熱教室」、そして「日本の白熱教室」

  1コマ目  ハーバード大学 マイケル・サンデル教授インタビュー
         なぜ「対話型講義」なのか?

  2コマ目  解説者の目
         サンデル流「白熱教室」は何がすごいのか?
         千葉大学教授 小林正弥

  「補講」  サンデル教授来日!
         「東大安田講堂での特別講義」舞台裏

  3コマ目  慶應義塾大学 水曜3限「宗教社会学」
         「宗教」とは何か? 准教授 樫尾直樹

  4コマ目  横浜市立大学 火曜3限「国際社会と政治」
         君は「未来の地球」をどう救うか? 准教授 上村雄彦

  5コマ目  早稲田大学 水曜3限 「自己表現論」
         「誠実」とは何か?  講師 原孝

  6コマ目  千葉大学 火曜2限 「公共哲学」
         何が「善い生き方」なのか? 教授 小林正弥

  7コマ目  神奈川大学 特別講義「国政政治学」
         「正義の戦争」はあるか? 副学長 石積勝

  8コマ目  大正大学 木曜2限「現代社会の倫理を考える」
         「自分の体」は誰のものか? 教授 弓山達也

  9コマ目  大阪府立大学 夏季集中講義「人間学」
         映画の中の「メタファー」の意味は? 教授 森岡正博

  10コマ目 東京大学 水曜5限 「科学史」
         「死」とは何か?  講師 小松美彦

  終わりに  教育現場からの再興へ

  という構成となっている。

【キーワード】
  対話型講義

【くまの感想】
  マイケル・サンデルさんはとっても有名ですね。その講義の仕方。
  興味深い。質問には正解がないのではないか?と個人的には思う
  のだ。なぜならばいろんな意見が出てくるからだ。だから議論も
  できるようになる。

  そうわざとそのように仕向けていることがよくわかる。

  日本でもいろんなキーマンがその効果を認め、授業に取り入れている
  ところが興味深い。

  寡黙なイメージがある日本人 しかし、議論が始まるとそうではなくなる
  こともある。そんな効果がでこの方法を取り入れることで出ているという。
  そこは非常に面白い。

  ■引用メモ■
   そこで感じるのは、「日本の学生や社会人は決して議論が苦手とか
   嫌いというのでなく、そうした経験をしていないだけではないか」という
   ことです。

   ⇒ 同感。

  ■引用メモ■
   講義を重ねると「自分の思考で考える」ことが身についていくわけですね。

   ⇒ なるほど。この効果を狙っているのだ。ただし、答えがない質問を
     なげかけられるのでなんだか気持ち悪いことも確かなのだ。

出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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