2012年3月7日水曜日

読書(42/365)★★★★ みんなの意見を上手にまとめる本 中川昌彦著


【今日の出来事】
 みなさんこんばんは。
 中国3日目となりました。

 3/5 夜 上海へ移動 泊
 3/6 朝 台州へ移動 泊
 3/7 朝 深圳へ移動 泊

 これからしばらく深圳に滞在する予定でいます。
 こちらはとても温かく、いや暑いくらいの気候で過ごしやすいです。 



 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今週は中国での滞在 いろいろ体験できそうで「よかった」

【本の紹介】
  (42/365) みんなの意見を上手にまとめる本 中川昌彦著 実務教育出版



 【本の構成】
  序章  みんなの意見を上手にまとめられる人、まとめられない人
  第1章 まず知っておきたい!みんなの意見をまとめる意味 
  第2章 必ず身につけられる!みんなの意見を上手にまとめる力 
  第3章 しかり自覚したい!進行・まとめ役に求められる役割 
  第4章 どんな場面も仕切れる!スムーズな進行のための舵とり術
  第5章 この目くばりが差を生む!状況とメンバー心理をつかむコツ 
  第6章 まとめの第一歩!意見を分析・評価するポイント 
  第7章 ここが頭の使いどころ!意見の関係づけからまとめへ 
  第8章 みんなが納得する!意見まとめの上手な表現術
  第9章 意見まとめに欠かせない!本質をつかむセンスの磨き方
  第10章 糸口は必ず見つかる!難航する話し合いの上手なさばき方
  第11章 一目置かれる!究極の調整型リーダーシップ

  という構成となっている。

 【キーワード】
  みんなの意見をまとめること
  しかも上手に   

 【くまの感想】
  この本はすぐ手にとってみた。まさにみんなの意見を上手にまとめる
  ことができる能力が少しでも得られれば大きな力となるからだ。
  この本を読むとすぐそうなるかどうかは、わからないが、ヒントを
  いただけたと思う。


  いわゆるファシリテーターである。


  今、日本の企業にはこのファシリテーターの役割を持った人がいる
  のだろうか?少なくとも私の会社には存在しない。


  しかし、片手間でそんな役割になってくれる優秀な人が存在すること
  は確かである。


  どうも不思議なのだ。


  うまく意見を調整し、着地点を見つけ、会議を終了できる人が存在
  するのだ。


  ■ 引用メモ ■
   意見とは、なんらかの目的やテーマをもち、表現、伝達できる形式
   論理、内容を備えた自分の考え(意思、態度)である


   → 意見の定義って今まで考えたこともなかった。とっても参考になる。


  ■ 引用メモ ■
   彼ら(仕切り屋)の場合は、ほうっておいても自らすすんで意見の
   まとめ役を買って出るだろう。しかし、仕切り好きがただちに、意見の
   まとめ役としてふさわしいとは言いきれない。仕切り屋に共通する
   押しの強さ、支配欲、自己主張の強さは多分に性格的なものであり、
   意見をまとめるのに必要不可欠な条件とまではいえないからだ。
   だから、どんな場面でも彼らに意見のとりまとめをまかせておけば
   安心というわけではない。


   → これは身をもって体験したことである。確かに組織にはこのような
    タイプが存在する。そして、自分はこうなりたくない。


  ■ 引用メモ ■
   結局意見がポツンポツンとしか出ず、最後まで盛り上がりを欠いた
   話し合いになってしまった場合、それをメンバーのせいにしてしまう
   人がいる。
   「みんな、やる気がない。」「協力する姿勢がない」「問題意識がない」
   「消極的だ」 など、口ではいくらでもメンバーを批判できる。
   だが、これは大変な考え違いであり、責任転換である。


   → その通りだと思うのである。この役割ができるファシリテーターは
     非常に重要である。

  ■ 引用メモ ■

   意見には、「絶対意見」と「相対意見」とがある。
   「絶対意見」:100%常に正しいもしくは間違っている意見
   「相対意見」:正しいとも間違っているとも断定できない意見


   → この分類は興味深いものがある。ここまで考えたことは
     正直ない。 


  ■ 引用メモ ■
   ところで、落としどころとはどういうものか。私なりにごくわかり
   やすく定義すれば、「きわめて調整困難な議論に唯一折り合い
   をつけられるピンポイント」である。


   → なるほど。これは必ずあるものだろうか?と素朴な疑問を
     持ってしまった。


  というわけでとっても、興味深い本である。この他にもそれぞれの意見を
  分類分けして整理する方法や、発言の方法など色々な手法を
  教えてくれる。

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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