2010年1月25日月曜日

読書(33) ☆☆☆ 雅子さまと「新型うつ」 -¥700-

【今日の出来事】
 昨日は、六甲人工スキー場で楽しんできました。長女8歳は大分うまくなりました。次女5歳は
 こけまくり、がんばってました。リフトが心配でしたが、なんとか乗れてよかったよかった。
 1回落下しましたが・・・軟体動物の次女は怪我もなく前向きにトライしてました。すごい。

 今日は2冊の本のご紹介。1冊目は香山リカさんの著書から

【本の紹介】
 (33) 雅子さまと「新型うつ」 香山リカ著 朝日新書  
     


 【本の構成】
  ~雅子さまへの手紙~
  
  第1章  長期化した療養生活
  第2章  雅子さまの本当の病名は
     1 うつ病と適応障害の境界
     2 複雑化する「うつ病」という概念
  第3章  「新型うつ」の人たち
     1 新型うつの典型例から
     2 新型うつはなぜ増えたのか
  第4章 なぜ治りにくいのか
     1 雅子さまはどんな治療を受けている?
     2 治療にはどんな制約があるのか
  
  ~雅子さまと「新型うつ」の人たちへの処方箋~
  あとがき

  という構成でなっている。

 【印象に残ったところ】
  皇室の雅子さまに手紙を書くところから始まっている。はじめは、この著者は話題の人を
  指摘するのが趣味なのかな?と思いきや、精神科医として、本当に心配している。
  
  少しほっとした。なぜかわからないが。

  著者曰く
  雅子さまが本当にストレスを感じていたのは、「仕事が多いこと」ではなくて、
  むしろその反対の「仕事が存分にできあにこと、やらせてもらえないこと」であったのだ。
  
  という。

  優秀なキャリアを積んでおられる雅子さま。
  周囲の圧迫はとてつもないのではないだろうか?
  
  著者は、「新型うつ」について、いろいろ述べている。
  普段は、とっても元気そうに見えても、いざ仕事となるとどうも元気がでないひと。
  普通の人がみると、さぼっているのでは?とか うそなのでは?と思えるくらい。

  そんな人が最近増えているという。⇒ 最近はあまり驚かない。

  精神科医でもそこを診断するのはとっても難しいようだ。
  
  優秀なタイプの人に多いらしいが、「こうありたい自分」像があって、本当は決して実際の
  姿ではないこともあるらしい。

  でも、たまにTVにも出てくる  雅子さま  是非ともがんばって回復して欲しい。
  一回しかない人生ですものね。

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2010年1月23日土曜日

読書(32) ☆☆☆ 任天堂 ”驚き”を生む方程式 -¥1700-

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介。我が家でも遊んでいるWiiの製造元の「任天堂」の話。

【本の紹介】
 (32) 任天堂 ”驚き”を生む方程式 井上 理著 日本経済新聞出版社
    


 【本の構成】
  プロローグ  「100年に1度」に揺らがず
  第1章     ゲーム旋風と危機感
  第2章     DSとWii誕生秘話
  第3章     岩田と宮本、禁欲の経営
  第4章     笑顔創造企業の哲学
  第5章     ゲーム&ウォッチに宿る原点
  第6章     「ソフト体質」で生き残る
  第7章     花札屋から世界企業へ
  第8章     新たな驚きの種
  エピローグ  続く”飽きとの戦い”
  付記
  年譜


 【印象に残ったところ】
  私の世代(今年40歳)で任天堂の記憶といえば、やはり、ゲームウォッチだと思う。
  あれは画期的であった。大人も子供もできる。ゲーム。はまりにはまってしまう。
  
  そしてファミリーコンピュータ、・・・・ そこから色んな伝説のゲームが生まれ、私も
  それとともに生きてきた感がある。

  そんな任天堂、今ではトヨタと並ぶ世界的な企業ブランドが定着している。WiiとDSは
  世界的に驚異的な販売成果を出している。100年に1度といわれる不況もものともしない。

  人間の本能をくすぐってくれる。ゲームって・・・・

  花札やカルタの製造から始まった「任天堂」が今のようになるまでの歴史も著書は
  詳細に教えてくれる。

  これからのゲームの位置づけはインターネットとのかかわりが重要であるという、Wiiでは
  インターネットが可能だ。過去のゲームが500円から1000円でダウンロードできる。
  そしてなんと2007年末の時点で約780万件のダウンロード実績で35億円の売り上げだという。

  すごすぎる。その裏には、小さい頃熱中したゲームを懐かしく思いダウンロードする心理が
  はたらいているのだろう。

  そして、この著書を読んで知った「任天堂」の製品に対するスピリッツ

  修理を出したDS、新品で返却されたにも関わらず、前のゲームに貼ってあったシールや保護
  フィルムなんかも新品に丁寧に貼られて帰ってくるという。おもちゃに対する愛着を大事にする
  静かな「メッセージ」

  すばらしいではありませんか。
  奢り高ぶることなく、そんなちょっとした気づかいのできる企業。すばらしい。
  日本人らしいですよね。こんなマインドが大好きです。

  正直「任天堂」はファミリーコンピュータ以降、もうだめではないかと思っていた。

  この業界、新しいものはすぐ古くなり飽きられる。そのサイクルはとてつもなく早い。
  今は絶好調の任天堂、今後どんな試行錯誤を繰り広げていくのだろうか?
  目が離せない。

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読書(31) ☆☆☆ 経済学は温暖化を解決できるか -¥720-

【今日の出来事】
 今日はのんびりとした休日でした。子供のプールの付き添い、長女のソロバンの送り
 そして、夕方はグラタンを作りました。明日はスキーに行ってきます。

 今日は2冊の本のご紹介。最初は築有温暖化と経済学の話

【本の紹介】
 (31) 経済学は温暖化を解決できるか  山本 隆三著 平凡社新書
   


 【本の構成】
  まえがき
  第1章   温暖化の問題の短い歴史と現状
  第2章   温暖化問題の「不確実性」を考える 経済学の視点から
  第3章   米国とEUの温暖化問題への取り組み
  第4章   日本の温暖化問題への取り組み
  第5章   温室効果ガス削減の経済学
  第6章   経済学手法は温暖化問題に有効か
  あとがき
  参考文献
  
  という構成でなっている。

 【印象に残ったところ】
  地球温暖化の本やニュースはよく見かけるけれど、私たち自身どれくらい二酸化炭素(CO2)
  を出しているか?

  経済学の観点から、この著書は教えてくれる。⇒ 興味深い

  日本は、世界的に観てもエネルギー効率が抜群に高い。技術力の宝庫である。
  これをなんとかいかせないものだろうか?

  そして
  驚愕の事実

  皆さんはガソリン1Lあたりからどれくらいの二酸化炭素(CO2)が出るか知っていますか?

  著書にはこう書いてある。

  
  ガソリン1リットルあたりから2.3kgの二酸化炭素(CO2)が排出されえる。
  普通車であれば40~50Lのガソリンを使う。なんと96~115kgのCO2をガソリンを使い切る
  と出していることになる。なんと100kgだ。

  1億人の人口で1世帯に一台車があるとすると1/4として、2500万台をかけると気の遠くなる
  話となる。

  なるべく車を使わないこと。とっても重要だ。

  そして著者は続けてこう書いている。

  この二酸化炭素(CO2)を削減するのにトン当たり2万円かかる場合には、2.3kgの二酸化炭素
  削減に46円のコストが必要なことになるという。

  アメリカは、プラグイン電気自動車の普及を国対策で実施しているという
  日本もハイブリッド車が普及してきて、さらに進化していく。ここは技術国日本の腕の見せ所
  ではないだろうか?

  そしてユーザーの私たちもなるべく車の使用を控えることが重要だ。ということを
  気づかせてくれる1冊でした!

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2010年1月22日金曜日

読書(30) ☆☆☆ 大臣 増補版 菅 直人著 -¥800-

【今日の出来事】
 今週は、今年初の5日連続勤務でした。少し長く感じますね。
 今日はリフレッシュで本屋に寄ってどっさり本を買い込みました。
 それはまたご紹介します。

 本日は、民主党の菅直人さんの著書のご紹介。

【本の紹介】
 (30) 大臣 増補版 菅 直人著  岩波新書
    


 【本の構成】
    増補版のためのまえがき
    序章  民主党政権、始動
  第1部 大臣とは何か   1996年の厚生大臣の経験から
    第1章 議員内閣制における大臣
    第2章 大臣の任期から考える
    第3章 大臣三百日で見えたもの
    第4章 大臣の仕事
  第2部 政治主導への転換  民主党政権の課題
    第5章 イギリスと日本の「政と官」 イギリス視察から見えたこと
    第6章 国民主権への道 民主党政権は政治主導をどう進めるか
    あとがき
    資料1 「政・官の在り方」
    資料2 「予算編成等の在り方の改革について」

  という構成でなっている。

 【印象に残ったところ】
  ずばり、先日読んだ安倍晋太郎さんの著書「美しい国へ」の方が心を打たれました。
  
  なぜか?
  
  抽象的だが、安倍さんの著書には熱いもの、ビジョンを感じた。それができるかどうかは
  別として、政治化には熱いビジョンがあるというのは必要なのではないだろうか?
  私は、民主党を応援しているが、正直な感想。

  しかし、官僚体質がとってもよくないことが、さらに知ることができた。
  ご自身の300日の厚生大臣のご経験からそれが伝わってくる。
  
  でも正直な話、裏方でひっそりとして発言もしない、官僚の人たちの著書や意見を
  じっくり訊いてみたい。
  誰か本を書いていないのだろうか?

  著者曰く
  大臣就任後、何もわからない状況の中で、いきなり就任記者会見に臨む時に、
  官僚が用意した文章を読まされる、というか、読むしかすべがない。そこには官僚の
  都合のいいように書かれており、最初に発言した手前、その方針はくつがえされないという
  
  こうゆう風習がずーーーーっと続いていたというのだ。

  今回 民主党政権をとって組閣された時の会見は、まさにそんなことを意識しているのだという。
  おもしろいではないですか。

  民主党の目指す「国民主権国家」 これまでは違ったのか?
  著者いわく

  「官僚主義国家」だったと。

  さて頭脳明晰な官僚の方達、これからどう生きていくのだろうか?
  きっとそんな表面的なことではくつがえらないようにシステム化され、影の存在として
  存在感を示していくのだろうか?


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2010年1月21日木曜日

読書(29) ☆☆☆ 飢餓国家ニッポン -¥760-

【今日の出来事】
 今日は久々に遅くまで仕事をしました。新年初になるかな。きりがいいところまでやるってのも
 たまにはいいものですよね。だらだらしてるといけませんが。

 今日は1冊の本のご紹介。飢餓国家ニッポン。

【本の紹介】
 (29) 飢餓国家ニッポン 食糧自給率40%で生き残れるのか 柴田明夫著 角川SSC新書
    


 【本の構成】
  はじめに
  第1章   食糧の奪い合いが始まった
  第2章   高騰する食糧価格のパラダイムシフト
  第3章   食糧増産をはばむ壁
  第4章   未来の子供を飢えさせる日本農政の失敗
  第5章   食糧生産を放棄している日本の不思議
  第6章   日本を飢餓列島にしないために
  おわりに  飢餓国家にならないために

  という構成になっている。

 【印象に残ったところ】
  どの本を読んでも先進国であるのに、食糧自給率が40%であることは問題だという指摘
  が多い。世界が食糧難に陥った時に輸入できなくなる状態。もしくは価格が高騰する状態は
  容易に推定できる。

  バイオエタノールにより、トウモロコシの栽培をする農家が増え、他の食糧も作らなくなるという
  現象が起こったのは記憶に新しい。また不思議な価格バランスの変動も起こる。
  
  少し想像すると怖くなる。
  人は、不安になると念のため、多めに購入する。こうゆう心理状態になることにより
  ものの価格が高騰する。

  老人の問題。少子化の問題。そして食糧の問題。地球環境の問題。

  著者いわく
  極端なシナリオにまでいかなくとえも、われわれの子供たちのために、また子孫のために
  減反をやめ、食糧増産に動くことが急務である。
  ⇒まさしく子供たち・子孫のため。やるべきことはやりたい。

  そして、地球をみまわすと65億人の人口の中で、40億人の貧困層の問題がある。
  既に食糧もままならない。さてはてどうすればいいのだろうか?

  こうした将来に起こるであろう問題をこの著書は伝えてくれる。

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2010年1月20日水曜日

読書(28) ☆☆☆ 液晶のおはなし その不思議な振舞いを探る -¥1500-

【今日の出来事】
 今日は、夜から雨。久々な気がします。本日は1冊の本のご紹介。液晶のおはなし。
 先月我が家も37インチの液晶テレビを購入しました。知っているようで知らない液晶
 勉強となりました。

【本の紹介】
 (28) 液晶のおはなし その不思議な振舞いを探る 竹添 秀男著 日本規格協会
    


 【本の構成】
  まえがき
  第1章  液晶事始
  第2章  液晶ディスプレイのしくみ
  第3章  液晶の科学 物性
  第4章  まだまだ進化する液晶ディスプレイ
  第5章  まだまだ見つかる新しい液晶
  第6章  まだまだ広がる液晶の応用
  参考文献
  索引
  
  という構成でなっている。

 【印象に残ったところ】
  我々の身近になった液晶テレビ。実は液晶って電卓の表示なんかを入れるととっても歴史が
  あるのですね。驚き。

  19世紀も終わりにさしかかった頃のオーストリア・ハンガリー帝国。
  液晶の発見はこのオーストリアでなされたといわれるのはこの帝国がルーツだからだそうだ。

  この発見は、プラハの植物生理学研究所でなされまし、研究所のライニッツアーは、
  コレステロールエステル化合物の研究をしていた。1880年代の後半に、この物質を
  加熱し、白濁した液体になり、更に温度を上げると透明な液体になることを見出した。
  この物質は2度溶けるという風に表現したそうな。
  液体からこの物質の温度を下げたとき、2度にわたって虹色に輝いたという。
  ブルー相、コレステリック相としてしられているもの。

  液晶とは、非発光型。光のシャッターの役目をしているのが重要であるということが
  今更ながら分かった。⇒だからバックライトが重要なんだ。

  そして、電圧をかけることによって液晶の分子の向きを変えることができる
  これが基本特質となる。

  そして色んな発展が起こることになる。視野角の問題。動画の反応に対する問題。
  今、液晶テレビは、動画を観ていても一般人ならばあまり疲れないというか、気づかない。

  そして未来の可能性について色々教えてくれる。

  さてどこまで続くのだろうか? 液晶テレビ。

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