2013年12月22日日曜日

読書(437/365)★★★★ 勝負哲学 岡田 武史,羽生 善治 著

【今日の出来事】
 久々に読書に戻りました。中国に滞在中は、色んな出来事があるのだ
 なかなか読書に集中できません。なんとか改善せねば。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 3連休日本で過ごすことができて「よかった」


【本の紹介】
勝負哲学

       岡田 武史,羽生 善治 サンマーク出版 2011-10-05
       売り上げランキング : 67040
                                                 by ヨメレバ



【本の構成】
  まえがき
  
  1章  勝負勘を研ぎ澄ます

  2章  何が勝者と敗者を分けるのか

  3章  理想の勝利を追い求めて

  あとがき


  という構成となっている。


【キーワード】
  勝負哲学とは?


【くまの感想】
  有名なお二人、まったく畑は違うのだが、勝負について、共感しながら
  対談を進めていくところには興味深いものがあった。

  ■印象に残ったセンテンス■

  ・ 勝利をたぐり寄せる、紙一重の差。
    勝つ者、勝ち続ける者の哲学や流儀、スタイルに、それはあらわれるにちがいない。

  ・ 勝負に置いては、ロジックやデータを積み重ねれば積み重ねるほど、それだけ
    ではカバーし切れない、直感やひらめきというあいまいで非論理的なものの
    重要性が増していく。私にはどうもそんな気がしてなりません。(岡田談)

  ・ しかし、その先の領域へさらに一歩を踏み出すためには、理論の延長ではなく、
    次元の異なる方法を考慮にいれなければなりません。(羽生談)

  ・ 欠点は長所の裏返しであることが多くて、欠点を是正してしまうと長所まで
    消えてしまうことがあるからです。短所も自分の能力の一部ですから、無理に
    短所を直すと、全体のバランスが崩れてしまいます。自分の形や棋風に
    何か狂いが生じて、調子が落ちてしまうことがあるんです。(羽生談)

  ・ 指導の本質は、教えるのではなく引き出すことにあるということです。(岡田談)

  ・ ここがまさに「負けどき」というタイミングで投了するのが、次の対局にもいい

    影響を与えるし、その敗北のダメージを滅殺することにもなります。それが調子を
    上向かせるのに役立つこともあるんです。(羽生談)

  ・ 負けも必要だから起こる、と。いまより少しでも高いところへ行くために、
    この負けがあるんだ(岡田談)

  → 実践で戦っている2人だから故、それぞれの言葉が生きている。そう感じるのは
     私だけだろうか?




出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

0 件のコメント: