2009年9月21日月曜日

読書⑫ ☆☆☆☆☆ 

【今日の出来事】
 今日は親戚が東京から明石に遊びに来たので、姫路城に行ってきました。今歴史ブームのせいも
 あるのでしょうか? 2時間30分もかかりました。長蛇の列でした。いつも一気に上るので息が
 あがりましたが、今回は混雑しているのでゆっくり上れ、楽でした。さすがSW(シルバーウィーク)
 すごい人手でした。明日は淡路島の県立明石公園や北淡の地震後の断層を見学に行く予定です。

【本の紹介】
 ⑫ 生物と無生物の間 福岡伸一著 講談社現代新書
   


 【読んで印象に残ったところ】
  小宮一慶さんがBOOKLOVERSで、福岡伸一さんの本は文章がとっても上手だというコメントをされていた
  のを思い出した。
  確かにとっても文学的な印象を受け、生命の神秘が伝わってくる。とってもファンになりました。
  続けて「動的平衡」も購入しました。続けて読む予定です。

    プロローグ
  第1章 ヨークアベニュー、66丁目、ニューヨーク
  第2章 アンサング・ヒーロー
  第3章 フォー・レター・ワード
  第4章 シャルガフのパズル
  第5章 サーファー・ゲッツ・ノーベルプライズ
  第6章 ダークサイド・オブ・DNA
  第7章 チャンスは、準備された心に降り立つ
  第8章 原始が秩序を生み出すとき
  第9章 動的平衡とは何か
  第10章 タンパク質のかすかな口づけ
  第11章 内部の内部は外部である
  第12章 細胞膜のダイナミズム
  第13章 膜にかたちを与えるもの
  第14章 数・タイミング・ノックアウト
  第15章 時間という名の解けない折り紙
    エピローグ

  という構成になっている。

  P.142から抜粋
   先に記した拡散の原理によって、「平均」としては、徐々に濃度の薄い方向へ広がっていく
  だろう。
   では、今、このような微粒子のふるまいを「平均」ではなく個々に、ある一瞬間だけ、正確に
  観測してみることができたとしよう。すると、百個の微粒子の大多数は、空気中にばら撒かれれば
  落下しているはずだし、水溶液の一隅に溶かし込まれれば濃度の薄い方向へと拡散しているはずだ。
  が、観測したその一瞬をとってみれば、粒子のうちいくつかは、この法則からはずれて、落下では
  なく上昇しているもの、あるいは濃度の薄い方向から濃い方向へ逆行しているものがあるはずである。
   平均から離れて、このような例外的なふるまいをする粒子の頻度は、平方根の法則(ルートN法則)
  と呼ばれるものにしたがう。つまり、百個の粒子があれば、そのうちおよそルート100、すなわち
  十個程度の粒子は、平均から外れたふるまいをしていることが見出される。これは純粋に統計学から
  導かれることである。
    
  ⇒このことから、生命体の原子や分子が何億倍もの数になることにより、その平方根の法則と呼ばれる
   数の影響を少なくする必要があり、生命の構成数が膨大な数になっている。と書いてある。

  まさに数十億年受け継がれてきた神秘がある。

  また第9章の動的平衡のところでは、人間はいわゆる「淀み」の存在であるという。日々私達の構成を
  なすDNA、たんぱく質などは、入れ替わり立ち代っており、ある時間が経てば、全く違った細胞により
  構成されているという。いわゆる細胞は入れ替わり日々動的なのだが、個としての存在が維持されて
  いる。まさしく動的平衡だ。少し考えると怖くなるような心配になるような感じを受けるが事実。
  
  ⇒このことから、私達が日々食する食べ物、環境の影響は非常に重要だと思われる。あまり神経質に
   なることはないが、体にいいことを日々実施する重要性を理解した。

  ⇒また、もう少し詳しくこれらの現象を理解したいために同じ著者の「動的平衡」という本にトライ
   したい。

  人間の生命のメカニズム 大変興味深いですよね。あまり考えすぎると、よくないことなのかも
  しれませんが・・・。


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