2013年8月22日木曜日

読書(236/365)★★★ 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? イビチャ・オシム著

【今日の出来事】
 みなさん。こんにちは。

 今回の出張も終盤となりました。

 今日は天津⇒上海に移動。明日 上海で仕事をして帰国予定です。

 今回は 上海→長沙→天津→上海→帰国

 と周遊の仕事でした。


 先ほど帰りの空港でなんと「天津甘栗」を見つけました。
 本物なのでしょうか?

 町では見かけませんでした。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 中国の出張 引き続き体調も維持できているので「よかった」


【本の紹介】
考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21)[Kindle版]

       イビチャ・オシム 角川書店 2013-04-11
       売り上げランキング : 8747
                                                                         by ヨメレバ



【本の構成】
  はじめに

  第1章  日本はW杯グループリーグを突破できる

  第2章  サプライズがあるからW杯は楽しい

  第3章  日本代表への提言

  第4章  なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

  第5章  日本サッカーの未来へ

  おわりに


  という構成となっている。

【キーワード】
  イビチャ・オシム
  サッカー
  W杯

【くまの感想】

  オシム監督のサッカーに対する考え方は興味深い。

  これは組織として、チームとしての考え方にも置き換えられる。

  効率的にチームを動かすには?

  かつチームとなるためには?

  敵の動き?
  敵の弱点?

  そんな考え方、そして世界のサッカーの考え方のトレンドなどが
  書いてあるのだ。

  そして、オシム監督から選手に対してのメッセージも書いてある。
  それぞれの選手・監督はどう受け止めているのか?

  興味深いのだ。

  ◆メモ◆
   「私は、日本に痕跡を残せただろうか」

   ・・・・中略・・・・

   リスクを負わないチャレンジはない。そういう日本人に欠けている哲学
   の部分を埋めたいと考えていた。

   ⇒ リスクを負わないチャレンジはない。いい言葉なのだ。日本人は
     リスクを嫌う。一般の会社でもそうだ。リスクがあり、失敗すると
     そこをつついてくる人が多い。よくもあり、わるくもあり。

  ◆メモ◆
   日本人は責任を他人に投げてしまうことに慣れすぎている。工場なら
   それでも機能するかもしれないが、サッカーではそれは通らないのだ。

   ⇒ 工場でも機能しないと思う。責任を親に、責任を国に、責任を上司に
     責任を部下に・・・確かに考えると情けなくなるくらいだ。

  ◆メモ◆
   いいチームとは、実は、大きな集合体(ビックユニット)における、小さな
   集合体(スモールユニット)が、やるべき仕事を確実にミスなく成し遂げている
   チームなのだ。

   ⇒ これは参考になる。小さな集合体を個人のユニットにまで落としこんで
      みるともっと面白い。うまくいっている組織って確かにその形態に
      なっているイメージがある。人ではなく仕組みも大切。

  ◆なるほど◆
   敵の長所の隣に弱点がある。

   ⇒ おもわずメモをした。

  ◆メモ◆
   敵に呼吸をさせてはならない。頭を使って走るのだ。これが、その欠点を
   補うための今できる唯一の手段である。

   ⇒ ビジネスも同じ領域になっているような気がするのだ。日本人には
     少し受け入れられないかもしれない。韓国人はこのような特性を
     身につけ始めていると感じる時がある。

  ◆メモ◆
   日本であろうと、海外であろうと、クラブもしくは自国の代表チームで
   あろうと、前進させるために最も重要なのは、その監督が何をしたい
   かである。その監督という地位で、何かを変化させようとしなければ
   ならないし、何かを動かさねばならないのだ。

   ⇒ 日本の内閣総理大臣のすべきことから始まり、一家の長まで
     参考になるような気がするのだ。

  
  オシムさんの言葉は興味深いし、とってもサッカーを愛しているのが
  伝わってくる。そんなものを持てるといいな。





出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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