2012年2月28日火曜日

読書(39/365)★★★ 帝王、死すべし 折原一著



【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、羽田空港ラウンジで出会った本。久しぶりの
 サスペンス。

【本の紹介】
  (39/365)  帝王、死すべし 折原一著 講談社

帝王、死すべし帝王、死すべし
折原 一

講談社  2011-11-09
売り上げランキング : 206148

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 【本の構成】
  プロローグ
  第一部  てるくはのる
  幕間
  第二部  てるくはのら
  幕間
  第三部  てるくはしる
  幕間   
  第四部  てるくはとべ
  エピローグ

  という構成となっている。

 【くまの感想】
  現代の不思議な人間関係を表しているような、ありえないような
  その辺の微妙なストーリーが引き込まれる。


  1Q84とは全く違うのであるが、同じ匂いを感じるのは私だけだろうか?
 
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

読書(38/365)★★★★ ただ一人の個性を創るために 曽野綾子著



【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。今夜 夜移動で今週も韓国ソウルに入りました。
 かなり慣れてきました。

 またこちら韓国も徐々に暖かくなってきているのを感じます。

 
 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 韓国での仕事も徐々に慣れてきて「よかった」 

【本の紹介】
  (38/365) ただ一人の個性を創るために 曽野綾子著 PHP
 
ただ一人の個性を創るためにただ一人の個性を創るために
曽野 綾子

PHP研究所  2004-02
売り上げランキング : 576064

Amazonで詳しく見る by G-Tools



 【本の構成】
  まえがき
  第一話  奴隷として生まれた自由人
  第二話  懐の中の星
  第三話  ガンジスを眺める人たち
  第四話  「うちはうちだ!」
  第五話  両面教育
  第六話  「八人の部屋」
  第七話  第三の悪
  第八話  タリバンの生活
  第九話  人間か猿か
  第十話  今日は夫の結婚式
  第十一話 マスコミ教育省
  第十二話 皆いい子のなれの果て
  第十三話 出自を受け入れる勇気
  第十四話 最高の料理人
  第十五話 裏表はほんの入口
  第十六話 デモに不参加の理由
  第十七話 泥棒の村
  第十八話 眠り姫・親指姫・お化け姫
  最終話  人生賛歌  
    
  という構成となっている。

 【キーワード】
  ただ一人の個性を創るとは? 

 【くまの感想】
  とっても上手な文章についついひかれてしまうのです。
  そして、著者は読書をすることの重要性を説いている。
  大賛成なのだ。

  世代が全く異なるのだけれど、本質が重要であれば
  ゆらぐことがない。

  ただ一人の個性を創るために

  すべきこと。

  とっても流れるような文章でその観点を教えてくれる著者。

  ■ 引用メモ ■
   今の親たちは、子供の生存ということに関してはほとんど
   考えない。勉強ができるできない、いい高校に入る入らない
   の問題以前に大切なのは、その子が生存の能力を持っている
   かどうかということである。動物は律儀にその過程を教える。
   まず立ち上がること。それから歩いたり、駈けたり、飛んだり、
   跳んだり、泳いだり、潜ったりすることを教える。次にそれらの
   運動能力を利用して、餌を取ることを教える。動物として生きる
   には、この程度の能力が、非常に大切なことなのである。

   ⇒ 私は、今年、小5、小2となる女の子の親である。当事者として
    この言葉を受け止める。生きることの大切さ。そんなことを
    教えることができるといいな。

  ■ 引用メモ ■
   だから私たちは本を読まなければならない。テレビだけでは
   ダメなのだぞ、テレビとコンピュータだけで生きていたら、その
   人は決して指導者にも専門家にもなれないのだぞ、と親も教師も
   言わなかった責任は大きい。

   ⇒ 本を読むことの大切さ。それだけは伝えたいと思う。著者の
    意見に大賛成なのだ。

  ■ 引用メモ ■
   その点、科学も、哲学も、文学も、間違いない。どんな本を
   読んだらいいのでしょう、と聞く人がいるが、本屋でページを
   捲ってみて「おや」とか「ふうん」と思う本だったら買えばいい
   のである。こうゆう小さな感動を覚えるkとを「(心の)琴線
   (きんせん)に触れる」と言い、間違いないく人間の心の所業
   である。

   → この言葉に感動し、私もそのとおりだと思う。

  ■ 引用メモ ■
   ケータイは通信手段としては画期的なものだが、使い方を
   誤ると亡国的な結果を生むだろう。そもそも若い時には、
   もっともっと時間を惜しまなければならないのである。もちろん
   ぼんやりと心を休ませる時間も大切だ。しかし貴重な青春も
   長くはなく、人の生涯の有効に使える持ち時間も雑事に追われて
   長くはない。若い時には、まず寸暇を惜しんで、自分を複雑な
   人間に教育する必要があるだろう。充分に読書をして専門的な
   知識を身につけ、できるだけ多くの人に出会って、現世には
   どれだけ変わったものの見方があるかを体験しなければならない。

   → とっても文章が綺麗であったので写経をするかのように
    メモった。これは自分があとで読み返すためだ。その
    とおりだと思うのである。

  私にできること、子供たちに本の読むことの大切さを教えて
  寸暇を惜しんで自分を切磋琢磨してもらいたいものである。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年2月26日日曜日

読書(37/365)★★★ 「失われた十年」は乗り越えられたか 下川浩一著



【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。
 土日の休日リフレッシュできましたか?


 中にはお仕事の方もいらっしゃったのでしょうか?


 今日は割りとのんびりと過ごしました。 



 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 土日のんびり過ごすことができて「よかった」

【本の紹介】
  (37/365)  「失われた十年」は乗り越えられたか 下川浩一著 中公新書
 【本の構成】
   はじめに
   序章  「失われた十年」とは何であったか
   第一章 激変する経営環境  
   第二章 迷走した企業経営  
   第三章 「失われた十年」を乗り切った自動車産業  
   第四章 自ら不況を招いた家電・電子産業  
   第五章 大きな曲がり角に来た流通産業  
   第六章 アジア新時代に活路を求める日本企業  
   終章  「失われた十年」の教訓と日本企業の今後
   おわりに
   参考文献

  という構成となっている。

 【キーワード】
   「失われた十年」
   
 【くまの感想】
   失われた十年 この言葉は有名だ。今後この期間のことを
   どう受けとめて日本は成長していくのだろうか?共に歩んでいきたい。

  ■引用メモ■
   「失われた十年」なる用語は、元来、Lost Decade と称された、
   ブラジルやアルゼンチンなどで発生した金融危機を引き金とする
   長期不況を指していた。

   ⇒ 割と意外。

  ■引用メモ■
   「失われた十年」は、急激に進んだグローバル時代の大きな
   情況変化の下での、なされるべき改革の先送りよる政策不況
   である、というのが本書の立場である。

   ⇒ 今もグローバル時代の真っ只中、改革の先送り、変わって
    いないのではないだろうか?

  ■引用メモ■
   日産の復活は、ある意味では、「失われた十年」で迷走した
   日本企業にも、しっかりした戦略構築能力とそれを基軸に
   した企業内の結束がありさえすれば、すぐれた技術力や
   工場生産技術は見違えるように活かされることを内外に示す
   好例となった。

   ⇒ カルロス・ゴーンさんの存在はとっても大きいのだと思う。
    ヴィジョンとその実行があるからこそなせた技なのだ。
    少しうれしいコメントである。

  ■引用メモ■
   このような新しい次元の方向性をもつ日本の製造業の強み
   は、ひとりアセンブラーといわれる最終製品メーカーだけの
   力量のみで可能になったわけではない。何よりも日本の
   製造業の強みを大きく支えているのは、「失われた十年」
   の間にも競争力を何とか持ちこたえた素材産業と部品産業
   の存在を絶対に忘れてはならない。

   ⇒ 今もそうなのではないだろうか? スマートフォンの中味は
    日本の技術も大半は存在価値を示しているようだ。
    うれしい話なのだ。

  さて、既に、日本の方向性は決まっているのかもしれない。
  
  どう歩み、どう存在価値を示していくべきなのか?

  流されるままではきっとよくない。とっても参考となる本であった。  
   
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

読書(36/365)★★★★ つくられた「環境問題」 日下公人+武田邦彦著



【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。今週も堪能しました。
 2/23 ソウル⇒パジュ(国境線近く)⇒ソウル⇒釜山 泊
 2/24 釜山
 2/25 釜山→東京羽田

 帰りの飛行機はビジネスシートにしてくれてラッキーでしたー。

 また今日は次女(小1)の付添で私もスイミング実施

 100m×10本 平泳ぎ1km 30分

 実施しました。リフレッシュできました。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 休日のリフレッシュできて「よかった」

【本の紹介】
  (36/365) つくられた「環境問題」 日下公人+武田邦彦著 WAC
 
つくられた「環境問題」―NHKの環境報道に騙されるな! (WAC BUNKO)つくられた「環境問題」―NHKの環境報道に騙されるな! (WAC BUNKO)
日下 公人 武田 邦彦

ワック  2009-06
売り上げランキング : 57803

Amazonで詳しく見る by G-Tools



 【本の構成】
  まえがき
  第1章 すべて解決している日本の環境問題 
  第2章 マスコミが煽った「つくられた環境問題」
  第3章 ウソだらけ!NHKの環境報道
  第4章 日本は公害対策の最先進国
  第5章 「節約」などで社会は発展しない
  第6章 日本技術の原動力は家族主義と駅伝方式
  第7章 日本のエネルギーは心配ない
  あとがき

  という構成となっている。

 【キーワード】
  環境問題
  つくられている?
   

 【くまの感想】
  とっても刺激的な本である。この本は、2009年に出版されている
  本であるので昨年の震災前となることを了承して読む必要がある。

  つくられた環境問題

  つくづく マスコミの誘導というものが危険であると感じる。
  そして、マスコミには責任をもってもらいたい。今ではネットも
  あるのですぐにそんなウソはばれることだろうけれども・・・ 

  一部のことがすべてになることはとっても危険である。

  しかし、この本に書かれていることが本当に正しいかも検証は
  しておくべきだと思う(笑)

  ■ 引用メモ ■
   つまり、現在地球全体は温暖化しているものの、逆に南極点の
   温度はやや下がっているわけです。
   実際に南極が温暖化しているというデータが世界のどこにもない
   にもかかわらず、日本人はほとんど全員が南極あ温暖化している
   と思っています。

   → これは驚きの事実である。私もそう思っていたからだ。

  ■ 引用メモ ■
   南極大陸の氷は、周辺の海からの水蒸気が南極の中央部に
   雪になって降り注いでできたものです。こうして南極の氷はつねに
   中央部で増加し、周辺部の海に面した場所では融けているのです。
   ここで注意して欲しいのは、南極の氷は、温暖化すると逆に
   増えることです。

   → なるほど、説得力があり、イメージが湧く。そしてマスコミの報道
    は周辺の氷が融けている部分だけを報道するのである。そうおそらく
    現地に行ってみると同じくそう思うであろう。

    しかし、そのような循環サイクルがあったなんて初めて知った。

  毎回感じるのであるが、日下さんは、日本のことをとっても考えて
  くださっている。それを知ることは興味深いものである。そして、
  新鮮にさえも感じる。

  我々は
  知らないことがあまりにも多く、そして、餓えているからだろうか?
   
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年2月24日金曜日

読書(35/365)★★★ 新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか 樋口弘和著



【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。昨日から仕事で韓国に来ております。
 昨日は、ソウル経由でパジュまで移動しました。それからソウル経由で釜山へ

 今日は釜山にいます。

 だいぶ韓国も慣れてきました。食事もとってもおいしいです。後ほどアップします。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 韓国、慣れてきて「よかった」

【本の紹介】
  (35/365)  新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか 樋口弘和著
            光文社新書

新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか (光文社新書)新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか (光文社新書)
樋口弘和

光文社  2009-01-16
売り上げランキング : 51769

Amazonで詳しく見る by G-Tools



 【本の構成】
  はじめに
  第一部 成長を焦る若者、教えられない上司
   第1章 上司の成功体験が通用しない時代がやってきた  
   第2章 こんなはずではなかった!?  
   第3章 一流の人材はどこにいるのか?  
  
  第二部 どうすれば「良い人材」を採れるのか?
   第4章 間違いだらけの日本の採用  
   第5章 優秀な人材を見抜く”雑談面接”  
   第6章 かまってあげる育成

  おわりに
   採用・教育は投資活動である  
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  新入社員と期待はずれの謎 

 【くまの感想】
  なるほど、私は率直にいって、今の若者が悪いわけではないと
  思う。自分を振り返ってみても同じなのだ。
  じゃぁ。何が違うのか?

  そう求められている素養が異なるからなのだ。

  そんなことを教えてくれる本であった。

  ■ 引用メモ ■
   本書のテーマは、おもに面接・採用についてですが、まず
   はじめに、最近の若者を受け入れた企業の現場で何が
   起きているのか、について見ていきたいと思います。

   ⇒ とっても興味深いテーマである。

  ■ 引用メモ ■
   それでは、どうゆう上司が部下を、いまの若い人たちを
   育てることができるのでしょうか。私は、柔らかい人だと
   思っています。ここでいう「柔らかい」とはいろんな意味が
   あるのですが、まずは、上司としての驕りを捨てることです。

   ⇒ 柔をよく剛を制す ではありませんが、柔らかい人が
    上司として向いていると著者はいう。

    上司としての驕りを捨てる。ずいぶん変わってきているのは確かだ。

  著者はしきりに、こういう。

  そう、今の若者は情報メタボなのだと。

  わからないことはネットで検索してわかった気になりコメントする。

  確かに自分の職場の周りにもそんな人たちが増えてきたような
  気がする。

  そう、若者だけではないのだ・・・。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!