本日3冊目のご紹介は、孫子の兵法
【本の紹介】
(169/365) 使える!孫子の兵法 齋藤 孝著
使える! 「孫子の兵法」 (PHP新書) 齋藤 孝 PHP研究所 2012-06-16 売り上げランキング : 77086 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに - 「日々戦っている人」の必読書
第一章 勝負は戦う前についている!
1 勝つための五つの条件 - 「道」「天」「地」「将」「法」
2 「己れ」をどれだけ知っていますか
第二章 「勢」を見方につけよ
1 スピードが戦いを制す
2 「勝つ」よりも、「負けない」ための極意
3 「勢」をマネジメントせよ
4 逆風をエンジンに変えよう
第三章 ビジネスパーソンが考えるべき「策」とは
1 敵の”実”を避けて”虚”を撃て
2 現代に活きる「風林火山」
3 単純に考えれば光が見える
第四章 強い組織は「将」がつうる
1 「雑談力」で部下の心を掴め
2 「動かない」のも勇気
3 情報と経験の共有が結束を高める
第五章 そして、いざ”戦闘”へ
1 劣勢はこうして盛り返せ
2 組織は追い込まれて強くなる
3 今こそ「漁師的DNA」を呼び覚ませ
という構成となっている。
【キーワード】
孫子の兵法 の活用
【くまの感想】
古くから有名な孫子、今となっても有用な助言を私たちに与えて
くれる。もちろん現代版への解釈は必要だけれど。
人生はいつの時代にも原理原則があり、それは変わらないものだ
と言っているのかもしれない。
そう思わせてくれるのは私だけであろうか?
■引用メモ■
その代わりに彼らが重視しているのが、勝つ(結果を出す)ために
どうすべきか、という「戦略」だ。各人それぞれ知見や経験に基づいた
奥義があるだろうが、歴史を繙いてその源流をたどっていうと、一冊
の文献に行き着く。それが『孫子』である。
⇒ 勝つためにどうすべきか、という「戦略」 これはなかなか難しい。
オリンピック選手が金メダルをとった物語を聞いたりするとその
戦略を感じる時が多々ある。
■引用メモ■
成果を最優先すれば、好きだ嫌いだのと言っている場合ではない。
⇒ なるほど、ごもっともなのだ。
■引用メモ■
『孫子』の、「彼れを知り己を知らば、百戦して殆うからず」に続く
文句を紹介しよう。「彼れを知らずして己を知らば、一勝一負す。
彼れを知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし」。
⇒ 今、この部分を読むとなるほどと思う。興味深く印象深い
言葉だ。
■引用メモ■
『孫子』はチームを勢いに乗せるための具体的な方策も語って
いる。その1つが、「衆を治むること寡を治むるが如くするは、
分数是れなり」 つまり、全体を小さく分け、それおれの役割
を明確にすることで、大軍を小部隊のように統率すればよい、
というわけだ。
⇒ まさに今の企業の組織形態なのだ。
■引用メモ■
なかなか気づきにくいが、若い人が持つ最大の資源は「時間」
である。それをどこに投資するかによって、その後の人生は
大きく変わる。
⇒ 若い人が持つ最大の資源 「時間」 面白い表現であり、
その通りだと思う。
■引用メモ■
ふだんはメンバー間の仲が悪くても、窮地に追い込まれれば
結束せざるを得ない。有能なリーダーほど、そういう場を演出
することで、たとえ大軍が相手でもたった一人を相手にする
ように統率しているということだ。
⇒ たった一人を相手にするように統率している このセンテンス
は好きだ。組織の最大限に発揮できる強みなのだ。
今も昔も原理原則は変わらないのだ。きっと。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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