2012年10月2日火曜日

読書(169/365)★★★★ 使える!孫子の兵法 齋藤 孝著

【今日の出来事】
 本日3冊目のご紹介は、孫子の兵法

【本の紹介】
(169/365) 使える!孫子の兵法 齋藤 孝

使える! 「孫子の兵法」 (PHP新書)使える! 「孫子の兵法」 (PHP新書)
齋藤 孝

PHP研究所  2012-06-16
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【本の構成】
  はじめに - 「日々戦っている人」の必読書
  第一章  勝負は戦う前についている!
    1 勝つための五つの条件 - 「道」「天」「地」「将」「法」
    2 「己れ」をどれだけ知っていますか
      第二章  「勢」を見方につけよ
    1 スピードが戦いを制す
    2 「勝つ」よりも、「負けない」ための極意
    3 「勢」をマネジメントせよ
    4 逆風をエンジンに変えよう

  第三章  ビジネスパーソンが考えるべき「策」とは
    1 敵の”実”を避けて”虚”を撃て
    2 現代に活きる「風林火山」
    3 単純に考えれば光が見える

  第四章  強い組織は「将」がつうる
    1 「雑談力」で部下の心を掴め
    2 「動かない」のも勇気
    3 情報と経験の共有が結束を高める

  第五章  そして、いざ”戦闘”へ
    1 劣勢はこうして盛り返せ
    2 組織は追い込まれて強くなる
    3 今こそ「漁師的DNA」を呼び覚ませ
    
  という構成となっている。

【キーワード】
  孫子の兵法 の活用

【くまの感想】
  古くから有名な孫子、今となっても有用な助言を私たちに与えて
  くれる。もちろん現代版への解釈は必要だけれど。

  人生はいつの時代にも原理原則があり、それは変わらないものだ
  と言っているのかもしれない。
  
  そう思わせてくれるのは私だけであろうか?

  ■引用メモ■
   その代わりに彼らが重視しているのが、勝つ(結果を出す)ために
   どうすべきか、という「戦略」だ。各人それぞれ知見や経験に基づいた
   奥義があるだろうが、歴史を繙いてその源流をたどっていうと、一冊
   の文献に行き着く。それが『孫子』である。

   ⇒ 勝つためにどうすべきか、という「戦略」 これはなかなか難しい。
     オリンピック選手が金メダルをとった物語を聞いたりするとその
     戦略を感じる時が多々ある。

  ■引用メモ■ 
   成果を最優先すれば、好きだ嫌いだのと言っている場合ではない。

   ⇒ なるほど、ごもっともなのだ。

  ■引用メモ■
   『孫子』の、「彼れを知り己を知らば、百戦して殆うからず」に続く
   文句を紹介しよう。「彼れを知らずして己を知らば、一勝一負す。
   彼れを知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし」。

   ⇒ 今、この部分を読むとなるほどと思う。興味深く印象深い
     言葉だ。

  ■引用メモ■
   『孫子』はチームを勢いに乗せるための具体的な方策も語って
   いる。その1つが、「衆を治むること寡を治むるが如くするは、
   分数是れなり」 つまり、全体を小さく分け、それおれの役割
   を明確にすることで、大軍を小部隊のように統率すればよい、
   というわけだ。

   ⇒ まさに今の企業の組織形態なのだ。

  ■引用メモ■
   なかなか気づきにくいが、若い人が持つ最大の資源は「時間」
   である。それをどこに投資するかによって、その後の人生は
   大きく変わる。

   ⇒ 若い人が持つ最大の資源 「時間」 面白い表現であり、
      その通りだと思う。

  ■引用メモ■
   ふだんはメンバー間の仲が悪くても、窮地に追い込まれれば
   結束せざるを得ない。有能なリーダーほど、そういう場を演出
   することで、たとえ大軍が相手でもたった一人を相手にする
   ように統率しているということだ。

   ⇒ たった一人を相手にするように統率している  このセンテンス
     は好きだ。組織の最大限に発揮できる強みなのだ。

   今も昔も原理原則は変わらないのだ。きっと。


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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