みなさん。こんばんは。
GW最終日となりました。
竜巻の災害、今テレビで見てますが、大変なことになっています。
被害の方 心配です。
『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ GW悔いを残すことなく過ごせて「よかった」
【本の紹介】
(87/365) 「リーダーの条件」が変わった 大前研一著
「リーダーの条件」が変わった (小学館101新書) 大前 研一 小学館 2011-09-20 売り上げランキング : 21972 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに - 能力なきリーダーしかいない日本の不幸
第1章 <現状認識>
東日本大震災でわかった「危機に克つリーダー」の条件
第2章 <対策>
組織を元気にするリーダーシップの育て方
第3章 <比較研究>
日本が学ぶべき世界のリーダーシップ
第4章 <提言>
私が「リーダー」だったら日本の諸課題をこう乗り越える
おわりに - 「強いリーダー」は強い反対意見の中から生まれる
という構成となっている。
【キーワード】
大前研一さん
リーダーの条件とは?
【くまの感想】
大前研一さんの著書は面白い。しっかりダメだしをする反面、現実
的な提案・提言がしっかりと示されているのである。
この本を読むと今の日本は大丈夫なのか?
不安になる。
そう、他人任せにしていてはいけないのだ。
これからの日本をよくしていくのは、政治家ではなく、民主党でも
なく自民党でもない。
我々みんなの力を結集していく必要があるのだ。
そう思わせてくれる著書なのだ。
そのためには、大前さんは、しっかりしたリーダーが必要だという。
今のリーダーではダメ。
その辺がバッサリ発言されているところがとっても面白い。
■ 引用メモ ■
リーダーシップとは、上に立つ者が自分の考えや主張を部下に
押し付けることではない。そもそもリーダーは万能ではないし、
あらゆる知識を持っているわけではない。むしろ自分以上の
知識や能力を備えた人材を選び抜いて部下としてそばに置き、
彼らが上司(すなわち自分)の判断に対しても異を唱えられる
ような有機的なチームを作る能力こそが求められる。
⇒ 先のワタミの渡邉美樹さんも同じことを語っていたことが
興味深い。そもそもリーダーは万能ではない。そこを求める
ことがそもそも間違っているのだ。
■ 引用メモ ■
大組織を動かす時は、システムを通じてやるしかない。つまり、
組織を動かすリーダーに求められるのは、現場を統計データ
で掌握し、放っておいても部下たちが一糸乱れずに働く
システムを構築する能力だ。その「力量」次第で組織は一変
する。
⇒ これは面白い着眼点だ。システム、放っておいても正常に
機能するシステムを作ることが重要だと言っている。これが
ひょっとすると日本に足りないものなのだろうか?
■ 引用メモ ■
そして、キャメロン首相が最近、実現化に動き出しているのが
「大きな政府(ビッグ・ガバメント)から、大きな社会(ビッグ・ソサエティ)
へ」構想だ。
「大きな社会」とは何か?
一言で説明するならば、税金を使わずに「民」の手を活用して
社会政策を充実させる社会のことである。
⇒ この後詳細に説明があるわけだが、興味深い取り組みである。
もう国のシステムに頼っている場合ではないのだ。自分達
で取り組んでいく姿が必要なのだ。そして、イギリスがすでに
取り組もうとしていることに大きな驚きを感じた。
後半には、日本の農業の技術のすばらしさとその活用について
提案がかかれている。
とても面白い提案ばかりで大変興味深い。そして、もう政府に
任せて首相のせいにするのではなく、何か小さいことでもいいから
「大きな社会」の政策などを手本に一人一人が参画できるように
なると
もっともっといい社会になるのではないだろうか?
そう思わせてくれる一冊であった。
【著者からのおすすめ本 本つながり】
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出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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