2012年4月15日日曜日

読書(57/365)★★★ トーキョー・ストレンジャー 姜 尚中著

【今日の出来事】
 2冊目の本は、姜 尚中さんの本。

【本の紹介】
(57/365) トーキョー・ストレンジャー 姜 尚中著 集英社


トーキョー・ストレンジャートーキョー・ストレンジャー
姜尚中

集英社  2011-06-03
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【本の構成】
 はじめに
 序章  都市で出会う他者と自分
 第一章 非日常的空間を探して
 第二章 モダン・ポストモダン・その先へ
 第三章 グローバル化するトーキョー
  対談 小泉今日子× 姜 尚中  トーキョー~交差する記憶と未来
 第四章 文化装置は健在か
 第五章 砂粒化する個人
 第六章 都市は人を自由にするか
 おわりに

という構成となっている。

【キーワード】
 都市をみて、人生を語る そんなイメージを持った。
【くまの感想】
 有名な 姜 尚中さんが語る都市。トーキョーを中心とした話の冒頭には
 ソウルが登場するところが面白い。


 そして、小泉今日子さんとの対談も。意外な組み合わせ。


 都市を見ながら、人生を語るふとした文章が興味深く、面白い。


 ■ 引用メモ ■
  皆さんのなかにも、たぶん「自分探し」をしちえる人はいる
  でしょう。でも”本当の自分”なんていないのです。あるのは、
  今そこにある自分だけです。だから大切なことは、まずは
  ありのままの自分に気づくこと。そして自分の中の矛盾を
  抱えたまま、すべてを引き受けること。「自分探し」の旅に
  必要なのは、その覚悟と胆力なのです。


  ⇒ この文章深いと思いませんか? 私はなるほどと思いました。


 ■ 引用メモ ■
  だから、文学を読めば、何か答えが得られるかといったら
  そうではない。文学を読んだら知性が高まるとか、人間性
  がよくなるというわけではないのです。むしろ文学は読めば
  読むほど悩んでしまうところがあると思います。
   では、なぜ文学を読む必要があるのか。それはおそらく
  本と対話することで、肥大化した自己から、もうひとりの自己
  を発見していくことができるからでしょう。


  ⇒ これも深い。読書の大事さ。なるほどこうゆう解釈がある
   のか?と正直驚いた。そう、もうひとりの自己を発見していく
   ことができるというのだ。


  休日のリフレッシュにはふさわしい本であった。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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