2012年3月24日土曜日

読書(44/365)★★★★ 「習慣で買う」のつくり方 ニール・マーティン著



【今日の出来事】
 みなさん。こんにちは。久々にブログを書きます。
 先週は火曜日からずーーーーっと韓国に行っておりました。

 少し体調を崩していたのですが、おいしい韓国料理を堪能して
 徐々に回復してきてます。

 韓国もだいぶ慣れてきました。言葉は相変わらずわかりませんが・・・・
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 体調も徐々によくなってきて「よかった」
  ■ 韓国にも慣れてきて「よかった」

【本の紹介】


  (44/365) 「習慣で買う」のつくり方 ニール・マーティン著 花塚恵訳
 
「習慣で買う」のつくり方「習慣で買う」のつくり方
ニール・マーティン Neale Martin 花塚恵

海と月社  2011-12-13
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 【本の構成】
    はじめに
  パートⅠ 習慣の威力を知る
   1 そのマーケティングの敗因は「脳」にある
   2 習慣脳の仕組みを知る
   3 知っておきたい記憶のメカニズム
   4 覚えておくべき判断脳の役割

  パートⅡ 習慣化につながるマーケティング法
   5 iPodの成功から何を学ぶか
   6 顧客満足度より大切なこと
   7 設計から発売までを点検する
   8 「価格」と「店内」と習慣の関係
   9 習慣を促すプロモーションの条件
  10 PRで脳によいイメージを刻む
  11 ブランド構築の正しいあり方
  
  パートⅢ
  12 タバコとグーグルが教えてくれること
  13 今すぐ消費者を「調教」しよう
  14 習慣化させるまでの三つのステップ
  15 習慣を維持させるために
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  習慣脳
  判断脳
  とは。 

 【くまの感想】
  このテーマは非常に興味深い。人間の行動に関わるからだ。
  著者は習慣脳と判断脳に分けて、その習慣脳役割を説明して
  くれているのだ。


  新商品を売るためにはどうしたらいいか?を考える上でこの
  人間の特性を理解することは非常に重要である。


  アップルのiPodやP&Gの商品を例にとったところは非常に
  わかりやすく、説得力がある。


  ■ 引用メモ ■
   私たちが効率よく買い物できるのは、ほとんどの商品に
   「ブランド」があるおかげでもある。人々は、お馴染みの
   ブランドだと、いちいち商品の良し悪しを確かめたりしないで
   買う。その判断をするのは、習慣脳だ。


   → これは興味深い。スーパーでの買い物はまさにそうなのだ。
     少し高い家電も、お馴染みのブランドから選択がはじまる。
     ブランド力、そして習慣脳。


  ■ 引用メモ ■
   顧客を維持するために知っておくべきポイント
   ① 企業は、顧客の言動ではなく行動に注視すること
   ② 習慣脳と判断脳では鍛え方が異なる。判断脳は論理や
      意見を通じて磨きがかかるが、習慣脳は、同じ結果が
      生じる(または、同じ恩恵にあずかる)行動を繰り返す
      ことで育まれる。
   ③ 顧客が判断脳で考えていると、他の商品に乗り換え
      られやすい。
   ④ 競合他社から顧客を奪うには、その顧客の習慣を
      壊さねばならない。
   
   → まさに納得。興味深いポイントである。


  ■ 引用メモ ■
   人間は、言葉で考えるのではない。まず頭にイメージを
   思い浮かべ、そのイメージを言語に置き換えるのだ。それは
   画家が自分の見た風景を、絵の具と筆を使ってキャンバス
   に描くのに似ている。画家としてどれほど才能があろうと、
   思い描いたのとまったく同じには再現できないように、
   言語化された思考は、実際の思考よりも見劣りする。


   → なるほど、この表現は非常に興味深く印象的である。
    このようなことは日々考えたことがないが、言われると
    なるほどと思えるから不思議である。


  ■ 引用メモ ■
   私たちは日々、無数の決断を下している。判断脳と習慣脳を
   めまぐるしく行き来しながら、これは直感に委ねるべき、これは
   自分ルールを適用すべき、これはじっくり考えたうえで解決
   すべき、という具合に、状況に応じて最適の判断をしているのだ。


   → 判断脳⇔習慣脳 状況に応じて最適な判断をする。そして
     これに人それぞれが関わってくるのですごい思考が働く
     ことになる。これを考えると気が遠くなる。笑。


 習慣脳を以下に理解し、それをうまく機能することができるか?
 大変興味深い本であった。
    
 

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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