2011年2月27日日曜日

読書(54)★★★★ 大局観 羽生善治著

【今日の出来事】
  みなさんこんばんは。明石の自宅でリフレッシュ中の「くま」です。
  今日は次女のスイミングの付き添いと、買い物、図書館にぶらりと
  寄って来ました。

  こんな日があると幸せを感じますね。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 幸せを感じることができる休日が過ごせて「よかった」

【本の紹介】
  (54) 大局観 羽生善治著 角川ONEテーマ21
      
大局観  自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)
羽生 善治

角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-02-10
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 【本の構成】
  はじめに
  第一章  大局観
    1 検証と反省
    2 感情のコントロールはどこまで必要か
    3 リスクをとらないことは最大のリスクである
    4 ミスについて
    5 挑戦する勇気
  第二章  練習と集中力
    1 集中力とは何か
    2 逆境を楽しむこと
    3 毎日の練習がもたらす効果
    4 教える事について
    5 繰り返しの大切さ
  第三章  負けること
    1 負け方について
    2 記憶とは何か
    3 検索について
    4 知識とは
    5 直感について
    6 確率について
    7 今にわかる
  第四章 運・不運の捉え方
    1 運について
    2 ゲンを担ぐか
    3 スターの資質
    4 所有について
  第五章 理論・セオリー・感情
    1 勝利の前進
    2 将棋とチェスの比較
    3 コンピュータと将棋
    4 逆転について
    5 ブラック・スワン
    6 格言から学ぶこと
    7 世代について

  という構成となっている。

 【キーワード】
  将棋棋士 羽生善治さんの考え方

 【くまの感想】
  この本は、おもしろい。才能あるかけ離れた人の意見であり
  とっても凡人では真似のできる領域の人ではないけれど、
  その道を極めている人の考え方を知ることはおもしろい。

  伝統のある、日本特有の将棋の世界。中学からずっと
  将棋に接しているまさに職人なのだ。

  羽生さん唱える「大局観」この境地は、やはりその人で
  ないとわからないのかもしれないが、興味深い。

  ■引用メモ■
   「大局観」とは具体的に、全体を見渡す、上空から眺めて
   全体像がどうなっているかを見ることである。

  ⇒ そして将棋は、その先を千手くらい推定しているという
    から凡人で想像できる領域では決してない。
    でも人生で「大局観」を持つことって何にでも共通する
    ことなのだろう。

  ■引用メモ■
   「千里の道も一歩から」というように、1つ1つの小さな
   積み重ねによって目標に到達できるのではないか、
   そして、その繰り返しのなかに大きな真理があるのでは
   ないかと、私は考えている。

   ⇒ いいコメントである。私もコツコツは大事なこととして
    捉えている(レベルが違いすぎるが・・・・)

  ■引用メモ■
   私は、プロになってから公式戦だけで四百局以上負けて
   きた。将棋は勝ち負けの偶発性が非常に少ないので、
   四百局負けたということは、私には少なくとも四百以上の
   改善点があることになる。そう考えると嫌になってしまうが
   1つ1つ変えていくしかないと思っている。

   ⇒ なんともこの著者のお人柄がにじみ出ている言葉で
    あるように感じる。謙虚さがにじみ出ていると
    感じるのは私だけだろうか?普通はこのような考え方を
    する人は少ない。

  まさにお人柄溢れる。そして、今も将棋棋士としてその存在感
  を残せているのがよくイメージできた。

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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